10万円の「特別定額給付金」がきのうようやく入金された。4月初めに取り沙汰されてから二カ月半。途中で世帯当たり30万円(困窮世帯)から1人当たり一律10万円と変更があったこともあるが、遅いよなぁ。有難味も薄れるというものだ。 けさ新聞を見ていたら、この10万円の使い道について、家計簿アプリ「マネーフォワード」(こんなのがあるんだ)がアンケートしたところによると、13%が投資資金と答えたのだそう。総額12.7兆円の給付金の一部が株式市場に流れ込んでいる可能性があると書いてある。そんなものかねぇ。この家計簿アプリの利用者は1000万人おり、そのうち7800人を5月中旬に調べたところ、使い道(複数回答可)で一番多かったのが、生活費で38%。2位以下は預貯金(25%)、旅行・娯楽(19%)。投資資金は教養・教育(10%)、税金(8%)を上回っているのだとか。 投資経験のない人のうち10%が「コロナの影響で投資を始めた」と回答し、その理由の過半数が株価が下落したからというもの。「必ずしも生活に困っていない人にも10万円が行き渡る。それでネット口座を開設した人も多い。働いて稼いだ金より、抵抗なく投資に振り向けられるから」という証券業界関係者もいるとか。う〜ん。どんなもんか、この記事はウソっぽい。 コロナショックで3月中旬、日経平均で1万6000円台まで急落した株価は、日銀がETF(上場投資信託)の買い入れ上限を大幅に拡大した効果などで2万2000円台を回復しているが、経済の実力を示しているとは言い難い。調子に乗って株式に金をつぎ込んだらあとで痛い目に遭うぞ、と言いたいね。 あぁ、俺は定額給付金をどうしたかって?10万円より先に、4期分の住民税の請求が来て、どうせ払わなきゃなんないもんならと、1年分をさっさとコンビニで払っちまった。10万円では足らない金額。乏しい年金からも国民健保や介護保険料が「川上」で先取りされるし、こういう税金の請求は素早く来るのに、10万円は遅いんだから、なんか変だよね。 |
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