隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年06月19日 の日記 ......
■ 小池の学歴詐称問題   [ NO. 2020061901-1 ]
 都知事選が18日公示された。きのう近所をチャリで走り回ったが、午前中から選挙ポスターがちゃんと貼ってあったのは、現職の小池百合子(67)と立憲・共産・社民の野党3党が支持する宇都宮健児(73)の2人だけ。午後になりなぜか幸福実現党の七海ひろこ(35)のポスターが貼られ、けさは日本維新の会が推薦する小野泰輔(46)の顔を発見、N国の立花孝志(52)の顔もホリエモンのポスターに挟まれて貼られていた。れいわ新選組の山本太郎(45)はどうした。
 思い返せばコロナがなければ五輪直前の都知事選(7月5日投開票)なのであった。自民党都連と小池は相変らず反目し合っているが、自民の二階幹事長は小池支援、公明も小池を応援するから、結果は見えておりつまんない選挙だが、選挙直前の5月末に刊行された「女帝 小池百合子」(文芸春秋刊)で、著者の石井妙子氏が指摘した小池の学歴詐称問題がどうなるのか興味がある。
 この本、相当な評判で、小池陣営が買い占めたのではないかと思えるほど書店になく、おとといようやく国分寺の紀伊国屋で入手。2日で444ページを一気に読んだ。上昇志向が強く、権力者にすり寄っていった小池の軌跡が、「書かぬことは罪」(石井氏)と余すところなく記載されている。
 昔から根強く言われている小池のカイロ大卒の経歴疑惑について、カイロ時代に小池が一緒に部屋を借りていた女性とコンタクトを取り「彼女はほとんど大学に行っていないし、アラビア語の語学力はたいしたことがない。それで卒業なんてできない」と断じ、小池がテレビのワイドショーに提供した卒業証書(卒業証明書)もインチキと主張する。おそらくこれは正しいのだろう。しかし、もう30年もカイロ大卒で通ってきてしまったのだ。
 女性には稀なカイロ大卒の看板をひっさげ、政界を駆け上り、都知事にまでなった小池。コロナの時に垣間見せた上から目線に反発を覚えた人も少なくないと思うが、政治理念のカケラもない小池は、動物的な反射神経で今の地位を築き上げたのだ。おそらく、石井の著書は無視されると思うが、小池が希望の党をつくった時に「排除されて」立憲民主などができたのはつい3年前のことだったのだ。
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 今週の拙宅の花は「レッドエレガンス」という深紅の大輪のバラと「アンジェリークロマンチカ」という淡いピンクのバラ、それに「プラヴィータ」という黄色のスプレーバラです。

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