隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年07月06日 の日記 ......
■ 高いところに登った   [ NO. 2020070601-1 ]
 梅雨末期の大雨とでもいうのだろうか。熊本県の球磨川が氾濫し特別養護老人ホーム「千寿園」のお年寄りなど40人以上が亡くなった。同じような話を16年8月の豪雨で岩手県岩泉町の高齢者グループホームでも聞いた。おととしには岡山県を中心とする西日本豪雨、3年前は福岡県でも大きな被害を出している。きょうも昼のニュースでは鹿児島県の大隅半島で川が氾濫と報じている。
 あの「線状降水帯」というやつ、栃木にいた5年前も鬼怒川上流でムチャクチャな雨が降り、下流の茨城県常総市で堤防が決壊した。首都東京から九州は遠いから、シンゾーくんは「被災者へのきめ細かい支援は必要だ」などとのんびりしたことを言っているが、治山治水はまつりごとの要諦なのだということをしっかり肝に銘じてほしいな。
 マンション管理組合で営繕という住居の困りごとのよろず相談を受け持っている俺も、先週水の被害に駆り出された。10棟建っているマンションの敷地内に高さ4bほどの四角い電気室があり、その屋上に水が溜まっていると近くの住民から管理事務所に連絡があったのだ。屋上の排水口が目詰まりしているのだろう。事務所のおばちゃんは「毎日お掃除にきているクリーンメイトさんはそこまで高いところを掃除する契約になっていないのです」とぼやく。
 はいはい、分かりました。身の軽い私が何とかしますと、梅雨空が晴れた先週木曜日、事務所裏にあった植物伐採用の脚立をえっさほいさと電気室前まで運び、二つ折りになっている脚立を梯子のように伸ばして、電気室の壁に立て掛け、そこを登って屋上に上がった。連絡があった時に別棟の階段3階から見た際に溜まっていた水はほとんど引いていたが、まだ少し残っていた。
 天井の排水口のところには泥とか落ち葉とかがまつわりついている。これを払い落としていると、通報した住民とおぼしき老人が自宅ベランダに出て俺の行動の一部始終を見ていた。で「管理組合の者です。排水口に泥が溜まっているみたいで」と声を掛けた。無事終了。で、脚立を降りようとしたが、登るときは何ともなかったのに、足がすくむ。
 と、勤め先から乗用車でもどってきた旧知の女性理事が「○○さん、どうしたんですか?」助かった。「悪いけど、脚立を押さえていてくれない?怖くて降りられないよう」。無事生還。そういえば営繕のお仕事の引継ぎ資料に電気室の屋根のチェックというのがあった気がするが、俺の住んでいる高層棟では電気室になじみがないんだよね。
     ×     ×     ×     ×
 今週の拙宅の花は「アマダ」という深紅の大輪のバラに「キャプテンサンバ」というピンクのカラー、それに「アルタイル」という白いカスミソウです。

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