ゴルフ場が140もある栃木から3年前西国に戻ってからも、年間30回以上芝刈りに出かけていた。中高では剣道、大学ではバドミントンをやっており、体を動かすことは大好きなのだが、年を重ねてからはアキレス腱を切りかねないので、バドのような激しい運動はダメ。芝刈りくらいがちょうどいいということになる。 芝刈りは一人ではできない。マージャンと同様、自分も含めて性格の良いのが4人集まらないといけない。ホームコースを持たない俺がこれだけの回数をこなせているのは、コバンザメ商法のように会員権を持っているプレーヤーと仲良くして声を掛けてもらっているからだ。で、悦夫会と称する八王子でのプライベートゴルフが2カ月に1回、福島会という名の駆け出し福島支局同人による埼玉でのラウンドが2カ月に1回ある。これだけで年12回は回ることになる。 大規模なコンペとしては、俺が幹事長をしていて20年間にもう70回以上続けている竹橋の会社関係者による3カ月に一度の5組の会があり、栃木の新聞社の社長をしていた鬼瓦が主宰する年4回のコンペがある。大学バド部同期3組による春秋のコンペ、大学ゼミ遊び仲間による年2回のラウンドもあり、これらを全部足し上げると24回に達し、その他、栃木時代の仲間から呼ばれたり、大学同期生の会が入ったりするから、30回に届いてしまうというわけだ。 その芝刈りがコロナのおかげで3月半ばから全くできなくなっている。6月末にようやくセットされたと思ったら、マンション管理組合の用事と重なり、ダメになった。こんなに長期間、運動をしないでいたのではコロナにやられる前にフレイルになってしまうと、竹橋の会社関係者20人に向け、昨日、9月末の土曜日に6月自粛した72回目の大会を開催するとメールを出した。 すると、きょうの昼までに10人から「クラブが錆び付きそうだった」「うずうずしていた」など参加の連絡があった。2人からは残念ながら「自粛中」。東京のコロナ感染者は昨日224人に達し、第2波を危ぶむ声が高いが、芝刈りは「密」ではないし、体を動かすことは免疫力の向上にもつながる。みんな「夜の街」に出没する元気はないだろうから、9月には5組でにぎにぎしくラウンドしたいと思っているのだが。
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