隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年08月14日 の日記 ......
■ 敗戦記念日   [ NO. 2020081401-1 ]
 あす8・15は世間的には「終戦記念日」ということになっているが、俺は中立的な「終戦」は使えない。どう見ても敗戦記念日だろう。今朝の毎日新聞社会面の坪内稔典選「季語刻々」には「Wi-Fiの飛ぶの飛ばぬの敗戦日」「敗戦日の落ちつつ大きくなる日輪」「汗臭く少女期ありき敗戦日」という1936年生まれの俳人、池田澄子の句を紹介している。
 カバとあんぱんが大好きなネンテンさんも解説の文で「太平洋戦争の敗戦日は明日」と記している。世の中にはサラッと終戦記念日と言ってのける人と、敗戦記念日と戦争指導者へのやるせない思いを込める人と、二通りあるようだ。
 「8・15」への思いと同様、世の中には元号派と西暦派が存在する。もう30年以上前に亡くなった昭和天皇に戦争責任大と考える俺は、もちろん西暦派で、私的文書に昭和・平成・令和の二文字を使ったことは皆無である。しかし、そのあたりをサラッと捉えている人も多いみたいで、年賀状を見ると元号派は9割はいる。
 マンション管理組合では月1回広報紙を発行しているのだが、8月号を出す際に文中に出てくる年を西暦表記にするか元号表記にするかという問題が起き、「何年前かが分かりにくいから2020年にしちゃおうよ」と西暦を採用することにした。広報記載の内容を遡って調べることも多く、例えば平成26(2014)年が今から何年前かすぐにピンとこなくなっているからだ。
 昭和から平成になった時、「平成」の額を掲げた後の総理、小渕恵三官房長官は、平成おじさんと呼ばれ随分得をしたが、「令和」の額を掲げた菅義偉官房長官はちょっと失速気味。思うにコロナのため、今の天皇のプレゼンスが明仁さん・ミッチー夫婦の時と比べ、大きくそがれているためか。あすは今上天皇が雅子さんと一緒に武道館での全国慰霊祭に出てくるはずだが、コロナ下での皇室の在り方ってのは難しいよな。
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 今週の拙宅の花は「ライラ」という赤い大輪のバラと淡いオレンジ色の「ヘリオスロマンティカ」というカップ型のバラ、それにピンクのケイトウです。

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