隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年08月25日 の日記 ......
■ 最長なのに祝いなし   [ NO. 2020082501-1 ]
 きのう24日、シンゾーくんは2012年12月の第二次安倍内閣発足以降の連続首相在任日数が2799日となり(なげ〜)、佐藤栄作元首相(1964年〜72年)を抜いて歴代最長となった。ところが、慶賀すべきその日、先週に続いて慶応病院に出勤。お祝いムードはなく、まことに間の悪いことになった。なんでそんな日に追加検査(?)を入れたのかねぇ。
 世界中がコロナに顔をしかめている今、一国のトップの健康不安が取りざたされるようではヒジョーによろしくない。最長記録とはいってもレガシーはあのアベノマスクだけ。もうお引き取り願うのがよろしいのではないか。
 2006年に52歳の若さで一度首相になったシンゾーくんは潰瘍性大腸炎が悪化し、翌07年9月に1年で首相の座を降りた。そのあとの福田康夫、麻生太郎も1年で首相を変わった。自民党に取って代わった民主党の宇宙人、鳩山由紀夫もイライラ菅直人も船橋の野田佳彦も1年で交代した。竹下登元首相の戯れ唄に「歌手1年、総理2年の使い捨て」というのがあるが、この首相1年の使い捨てに、これでは国際社会で日本の地盤沈下は著しい、次は少し長くトップを務めた方がいいと、自民党嫌いの俺も思ったほどだ。
 なにしろ中曽根康弘大勲位より長く5年ちょっと(1980日)首相をやった小泉純一郎でさえ、就任直後は海外の新聞に間違った顔写真を使われたほど世界での知名度は低かったのだ。
 それがシンゾーくんは7年8カ月。いったいその間何をやったのだろう。マッド・トランプとケミストリーが合うのか、米大統領とは表面上はうまくやっているみたいだが、レガシーは五輪招致くらいではないのか。しかし、延期された五輪が来年無事開催されるとみている人間は皆無だろう。シンゾーくん宿願の憲法改正も無理。インチキなアベノミクスに始まりトンチキなアベノマスクに終わる空洞の8年ではないのか。
 一方で、役人の忖度はモリ・カケの蕎麦疑惑を呼び、今春は中止になった「桜を見る会」の体たらく。裁判が始まった河合夫妻の買収事件だって、始まりはシンゾーくんの溝手顕正(広島県選挙区)嫌いだろう。
 シンゾーくん本人も「長きがゆえに尊からず」と言っている。とはいえ、次期宰相候補、岸田も石破も弱いよなぁ。かつての自民党というのは懐が深く、おかしいことはおかしいと言える党だったのだが、21世紀になり変質してしまったように思えてならないのだ。

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