きのうびょういんではなく、びよういん「メッセ」の帰り、国立の珈琲の名店でこのブログを書かせてもらっている「書簡集」に寄ったら、メニューがかなり縮小されていた。小腹が空いていたのでコーヒーとホットサンドを頼もうと思っていたのだが、食べ物はナスとひき肉のカレーのみとなり、ずいぶんここで食べたチキンカレーはおしまい。タラコなどのスパゲティ類もメニューから消え、チーズとベーコンのホットサンドも終わりとなっていた。 コロナの影響で来店客数が減り、フルスペックのメニューは店の経営に重荷になると判断したみたい。駅前にスタバやタ・リーズなどあまたのコーヒーチェーンがある中で、駅から8分の遠隔の地で1杯600両のコーヒー提供を、よく30年も続けているなぁと常々思っていたが、生き残りをかけた苦渋の選択なのだろう。こういう名店をつぶしてはならないのだ。で、ブレンドとチョコレートケーキをいただきました。 最近ショックな閉店の便りを次女から聞いた。30年以上も通っていた新宿のフレンチレストラン「ル・クープシュー」がコロナ禍で店を閉めているのだ。安くておいしいこの店は33年前、流通を担当していた時に、伊勢丹の広報マンにランチに連れて行ってもらい、なじみになった。ランチならメーンと飛び切りおいしいパンが1500両で食べられた。 夜のコースでも1人5000円程度のリーズナブルなお値段でむちゃくちゃにうまいウニのグラタンやお肉にスープが楽しめたのに、コロナには勝てなかったとみえる。33年の間にあまたの美女(次女も入るのか?)や政府高官との会食にこのお店を使ってきたというのに、閉店とは、人生の一部がなくなってしまう思いだ。長く生きていると訪ねて行った店が消えてなくなっているということはないではないが、この「ル・クープシュー」は30年余り、味は落とさず常に満席状態だっただけに、コロナがうらめしい。 しゃべり好きのオーナーは最近は日曜日だけ出勤で、お嬢さんがフロア係として家業を継いでいたのだが、コロナが収まったらまたどこかで営業を再開してくれないかな。 |
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