隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年10月15日 の日記 ......
■ 都心で美術見物   [ NO. 2020101501-1 ]
 コロナ巣籠り半年。きのうは山手線の東側に半年ぶりに出張った。我が家に飾ってある一番高額な絵画「白いデンファレ」の作者、美人画家のゆきさんの仲間4人による絵画展が日本橋小伝馬町の画廊で開かれていたからだ。地下鉄日比谷線小伝馬町駅で降りるのは生まれて初めてである。駅近い交差点の脇の地図を見たら、どうも様子が変。この地図、上が南で下が北。危うく反対方向に行くところだった。
 で、交差点を渡り直してトコトコ行くと、ゆかしげな店があった。耐熱ガラス会社「HARIO」の工房兼ギャラリーショップだった。ガラスのアクセサリーとか花瓶が展示してあり、一角で女性が制作中。ふらふらっと中に入ると、コロナで訪れる客が少ないのだろう、お姉さんが飛んできて「割れてもこちらで交換できますよ」。でも、一番いいなと思ったのは漆器の器なのでした。
 画廊はビルの3階.俺はゆきさんのボタニカルアートのファン。案内状にあったピンクのバラの絵が素晴らしかった。26万円と16万円の値札がついていたが、すでに売約済みの赤いマークが付いていた。彼女は人形の絵も描くのだが、こちらは俺の趣味ではないんだな。毎年のように個展、グループ展を開いている彼女。年に一度の眼福である。
 帰りは神田まで歩いて万歩計の歩数を稼いで中央線で帰ることにした。裏道を歩いていると江戸切子の店があった。我が国への国賓へのプレゼントにもなっているという硝子細工。見事なものである。グラスなどウチにあっても悪くはないが、年金生活者には手が出ないほどお高い。模様の市松とか麻の葉は俺でも分かったぞ。
 高速道路の下を抜けて大通りに出るととこか既視感がある。30年も前に日銀の記者クラブにいたころ見た通りだった。日銀担当のころはあまりいい思い出がないので、そそくさとあとにし、神田駅ガード下の何回か寄った珈琲店に入ったが、ここも改装したとかで、店内の配置がかつてとは違っていたのである。「桑田変じて海となる」んだもんな。

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