隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年10月16日 の日記 ......
■ 「プカ」開店していた   [ NO. 2020101601-1 ]
 社会部の才人、赤司の命日(28日)が近づいてきた。あれから9年もたつのか。早いなぁ。竹橋の会社は物故者への合同追悼式を年1回やっていて、翌年の追悼の会では慶子夫人が遺族を代表して挨拶した。その時、俺は彼女に頼まれて同道し、遺族席の最前列に座ったら、当時の社長が「あれ、きみ、どうして?」と言うので「首席随員です」と答えた記憶がある。
 その慶子夫人、昨年末に杉並の豪邸を売り払い、長野県は諏訪湖の畔に喫茶店と実妹の陶芸工房を建てるという話だった。コロナでどうしているかなと気になり、先日電話したら、この6月喫茶店「プカ」はすでに開店していた。朝は7時から、午後ちょっと休んで夜は8時までの営業。得意料理のボルシチも出すカウンター5席、ボックス席1つ、外のテラス席もあるお店とか。
 「けっこうお客さんが来てくれて忙しいのよ。定休日が月曜と知ってて、お茶を飲みに来る方もいる。それで開店の挨拶状まで手が回らなくて、妹と年賀状であいさつするしかないか、と言ってます」とか。赤司の没後、何もやる気がしないと話していた慶子さんだが、3年たって自宅の一部を改装して近所の方が気安く集まれる小さな喫茶店「プカ」を始めた。夜中にパンを焼いて店で出していた。
 それが、古稀を前にして「死ぬまであと20年もある。いっちょうやったろ」と旅行で気に入った諏訪湖畔に店を出すことにしたのだ。すごいねぇ、このファイト。店は下諏訪駅下車、徒歩15分の地にあるという。今年の冬は暖冬で御神渡りは見られなかったというが「そのうち見られるでしょう。7年に一度の御柱祭も楽しみ」と、どこまでも前向きな慶子さん。こうなりゃ、遊びに行かずばなるまい。諏訪湖畔でセブンスターをプカプカする一つの目標ができた。

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