ブランド総合研究所が14日に発表した「都道府県魅力度ランキング」で栃木県が最下位になったことは、栃木の新聞社で3年半前まで働いていた俺には大ショックだった。来月5選を目指して知事選に出馬する福田富一知事(67)もこれにはカッとなり、きのうブランド総研に直談判に行き、調査の回答数を増やすことなどを申し入れたとか。とはいえ、最下位は最下位だからなぁ。ガックリ来るよ。 今年12回目のこのランキング、北関東の各県は印象が薄いのか、いつも40位以下で、昨年までは茨城県がドベ。栃木は昨年43位だったが、茨城の大井川知事が大騒ぎしたこともあって、今年は茨城は42位に上昇。栃木がドベに転落した。 全国3万1000人余を対象にインターネットで調べたものだが、1地域ごとの回答者は600人。富一知事は「観光意欲、居住意欲、産品購入意欲は全国で30位以内なのに、魅力度が総合評価になるのはおかしい」と主張したみたい。 これに対しブランド総研の田中章雄社長は「日光や鬼怒川温泉、宇都宮ギョーザなどのイメージが『栃木』と結びついていない。県民の皆さんに危機感を持っていただく最大のチャンスでは」と返したとか。実際、世界遺産の日光の知名度は高いが、それが栃木県にあることを知らない人は多い。西日本の人は栃木県と西隣の群馬県の位置を間違って覚えている人も多数いる。 この調査で知事の直談判は初めてで、それだけ富一さんのショックは大きかった様子。都内での申し入れから宇都宮に戻った知事は「次は倍返しだ」と言い放ったというが、県はこのランキングで上位25位以内に入る目標を今年から取りやめたばかりというから、ちょっと間が悪い。 まぁ、43位よりドベの47位の方が逆手に取ってアピールはしやすいのではないか。ちなみに今年のブービーは四国の徳島県。こちらも確かに印象が薄いよね。 |
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