この前の日曜日はようやく休日らしい午後を過ごした。男女のプロゴルフのテレビ中継がTBS、テレ朝であり、フジの「みんなの競馬」と合わせザッピングして、優勝の行方を追ったのである。コロナの下、同じ週に男女のゴルフトーナメントが開催されたのはまれ。ちょうど米国ではマスターズが無観客で行われており、期待の松山秀樹が上位に食い込んでいた。ライブのスポーツ中継はやっぱり面白いね。 まず。BS−TBSの男子三井住友VISA太平洋マスターズである。前半4、5ホールあたりで7アンダーでまだツアー優勝がない木下稜介(29)、香妻陣一朗(26)、それにアマの逸材、中島啓太あたりがせった戦いを繰り広げている。昨年アマで優勝した金谷拓実も上位に上がってきた。黄金世代が活躍する女子に比べ、石川遼以来スター選手が出現しておらず、華やかさに欠ける男子ゴルフ。この身長188aの中島はプロに転向すれば人気を集めるとみられる。キャディーが遼くんに似ていると思ったら、遼君の弟の日体大生だった。 3時からは競馬。このところ競馬場に入るには抽選に当たらないとダメなので、もっぱらテレビ観戦だ。この日のメーンはG1エリザベス女王杯。俺の本命は大外18番ラッキーライラック。対抗が5番人気の13番サラキア。三番手に6番ノームコア。連下に4番ソフトフルート、8番センテリュオ。 ファンファーレが鳴ってスタート。と、ノームコアが予想外の大逃げ。四角を回ったあたりでラッキーライラックが先頭に立ち、11番の3番人気ラヴズオンリーユーが迫る。大外からサラキアが猛追。ゴール前では「サラキア!」と大声が出ました。やった、18→13→11の順。久々にメーンの馬券を取った。3番人気の11番を3着候補に入れておけば三連単2万馬券だったのに後の祭り。俺の4番は6着、8番5着だった。 気を取り直して、男子ゴルフ。木下が初優勝かなと思っていたら、最終18番ロングで香妻が2打目をピンそば50aのスーパーショット。イーグルで逆転である。仲間から水を掛けられ祝福された香妻。初優勝はうれしかったろうなぁ。姉の琴乃(28)は女子プロで優勝経験があり、男女のきょうだい優勝は史上3組目なんだとか。 すぐに女子プロ伊藤園レディス。太目の酒井美紀(29)が最終日5アンダーのボギーなしゴルフで首位に立っていた。6年ぶりの優勝が目前だ。しかし、9月に初優勝したばかりのミレニアム世代、20歳の古江彩佳が正確なショットで16ホール目に追いつき、プレーオフ。3ホール目で古江はあわやチップインイーグルの素晴らしいアイアンの切れをみせ、逆転優勝。 この娘、身長153aと俺より小柄なのにドライバーの飛距離は240ヤードと飛ぶ。いつもニコニコしていて感じがよい。昨年全英オープンに勝った渋野日向子(22)に人気が集まっているが、俺、古江のファンになっちゃおうかな。
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