三冠馬3頭の対決と、生物学徒でもない人の言の葉にも上がった競馬、ジャパンカップレースがきのう府中の東京競馬場で行われた。結果は最強といわれた1番人気、2番アーモンドアイ(5歳牝馬、ルメール騎乗)がG19勝目を挙げ、引退レースに花を添えた。1馬身4分の1差の二着にはことしの牡馬三冠馬で2番人気の6番コントレイル(福永祐一騎乗)、クビ差の三着にはことしの牝馬三冠の3番人気5番デアリングタクト(松山弘平騎乗)が入った。 ハナ差の4着は1番カレンブーケドール(4歳牝馬)、クビ差の5着は15番グローリーヴェイズ(5歳牡馬)。馬連330円、馬単610円、三連単1340円。いずれも一番人気の決着だった。強いとみられた馬が上位を占めるというのは、それだけニッコリした(馬券を当てた)競馬ファンが多かったということになり、競馬界にとってはよかったと思う。 俺はアーモンドアイは強いと思ったが、たいした血統でもなくセリでは平均価格の3分の1の1200万円で購入され、中小牧場で育てられたデアリングに共感を感じ、負担重量も有利なことから、この馬とアーモンドを中心にした馬券を買った。コントレイルも三連単の2、3着候補にしていたから、三連単はちょっと取ったが、馬連は2−5が主力で馬単5→1、5→15なども買ったため、三連単はゲットしたものの、トータルでは沈むというトリガミに終わった。 馬券を買った1、2、5、6、15が全て5着以内に来たから、まぁまぁの気分。それにしてもこれだけの豪華メンバーのレースはちょっと記憶にない。府中の東京競馬場に自由に入れる状況だったらダービー並みの12、3万人は集まったのではないか。きのうは抽選を通った約5000人が観戦したとのことだが、このレースは直接見たかった。売り上げは前年比47%増の272億円とのこと。 俺は血統に詳しくなく、三冠馬ディープインパクトの子どものコントレイルと言われてもピンとこないのだが、今後繁殖牝馬になるアーモンドアイの子どもには目が行くだろうと思う。コントレイルは10月末の菊花賞でせったレースをし、疲労が抜けないとみてデアリングの下にみたのだが、テレビ観戦したパドックの様子は一番よく見えた。早く競馬場で馬が見られるようにならないかな。この最強3頭のジャパンカップはコロナの年の記憶として長く残りそうだ。
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