きのうのニイタカヤマノボレの日の箱根芝刈り遠征では、いろいろな発見があった。スタートは9時50分。この名門カントリークラブの地主は、大学ゼミの遊び仲間で、東証二部上場非鉄商社の社長も務めた藤沢市在住のOくんである。他の同伴競技者、元ソニーのHTと元丸紅マンのSHは千葉から車で来るというので、Oくんに箱根湯本駅前でピックアップしてもらうことにした。 プレー開始1時間前には着きたいというので、待ち合わせ時刻は8時13分。まだ真っ暗な4時台に起床。防寒対策をしっかりして5時38分に西国分寺で武蔵野線に乗り、府中本町駅のホームで15分待ちの間におにぎり2個を食した。南武線で登戸へ。小田急線の急行が10分後に来るまでの間に、駅前ロータリーのタバコスポットでセブンスター一服。その頃がちょうど日の出で、東の空が美しい。 終点の小田原から箱根登山鉄道で5つ目がテレビにも行楽地の人出でよく出てくる箱根湯本駅である。定刻の8時9分到着。目印の不動産屋の前でタバコをふかしていると、近くの「単冠湾」のコンビニで時間調整していたOくんの高級車がぴったしの時間に滑り込んできた。箱根駅伝の山登りコースを約30分登る。ゴルフ場は標高699bのところにある。 入り口でまず検温。クラブハウス内はマスク着用が義務付けられる。スタート前に1籠25球が打てる練習場へ。さすが名門コース。ティーの高さが4種類用意されている。こんなのは初めてだ。金時山とか冠山とかに周囲を囲まれた「壺中の天」という名称がウソではない実に美しいゴルフ場で、場内を芦ノ湖から流れ出す早川が流れ、それがうまいことクリークとしてコースに取り入れられている。 前半、例によってバンカーにつかまり、ハーフエージシュートを達成。一番上手だったHTくんがミスを連発。パーが取れないと嘆いていた。負けたことのなかったSTくんは砂イチ鉄パーのスタートで、ラウンド途中バンカーショットのご指導までされてしまった。午後は一度もバンカーに入れず、ミドルとショートでパーを取ったので54とまずまずのスコア。大叩きしたSTくんにはトータルで勝った。 終わって風呂に入ろうとしたら、入り口で脱衣籠を持ったアンちゃんが「10人までに人数制限してます」。風呂場は換気のため、窓からそよ風が吹き付けており、寒くて早々に出た。フロントでプレー代を払おうとしたら「カードしか受け付けてません」。「持ってないんだよね」と言ったら「お名刺をいただいてのちほど請求します」。楽しくプレーして、その日は金を払わなくてもいいことが、ヒジョーに嬉しかったのでした。 |
|