昨年末、うれしい到来モノがあったとつぶやいた。宇都宮で仕事をしていた4年間、毎日のように通っていたおいしい珈琲の店「B」には世話好きのママ(のように見えるが単なる従業員)Tさんがいた。Tさんを慕う若い常連客で「家族会」というのを作っていて、「雷都」を去る3年半前には焼肉屋で送別会まで開いてもらった。 その家族会の長男格のNくんからは、年末名産の高級いちごが、長女格のKさんからは名物の冷凍餃子に続いて、新米10`とモチが届いたのだった。Kさんには宇都宮を去る時、西国に2台あってもしょうがないので、向こうで購入した32インチの液晶テレビを台付きで引き取ってもらったのだが、そのお礼なのだろうか、正月に食べきったモチもうまかったが、この新米がベラボーにうまいのである。 料理もどきを始めた昨年夏から「オーケー」で200c、100円ちょっとで求めるサトウのご飯の消費量がすごかったのだが、この新米をいただいてからは、サトウのご飯は買わずにすんでいる。昨年3月、第二の職場に勤め始めた長女が半年使っていなかった炊飯器で3合ずつ炊き、余ったご飯はラップに1食分ずつ包んで冷凍庫に。 炊き立てのご飯に卵を掛けて食う玉子掛けご飯、ご飯の真ん中にバターを置いてちょっと溶けたところに醤油をちょちょっと垂らして食うメシは久しく味わったことのないおいしさだった。Kさんの実家は宇都宮の北の塩谷町。鬼怒川沿いの田んぼで採れるコメはうまいという定評があり、「ウチのコメはおいしいのよ」と何度も聞いていたが、農家の自家消費用のコメだから、聞きしに勝るうまさなのだ。 おいしいコメさえあれば、おかずは何だっていい。このところ腕を上げたと自画自賛している厚焼き玉子に加え、味の素の「クックドゥ」の「豚バラ白菜」「回鍋肉」「豚肉と玉ねぎの中華生姜焼き」に次々の挑戦している。中華系の「クックドゥ」にほとんど誤りはない。長年改良に改良を加えた味なんだろう。豆板醤などを使った味は家庭では簡単には作り出せないののなんだろうと思うね。 新米10`は200cのサトウのご飯にすると50個分という計算。こりゃ当分、餓死は免れそうだ。 |
|