昨夏から始めた料理もどきのレパートリーにパスタが加わった。俺のような旧石器人にはスパゲッティの方がなじみがあるが、パスタの方がおいしそうに聞こえるのは何故か? スーパーなどで売っているパスタ材料は500cということが多い。1食分は100c見当。これを目分量でえいやっとつかんで鍋に入れるのだが、どうも多かったりする。古来稀の誕生日を前に、ここに有力な援軍が加わった。生活指導担当の飛び切り美人から誕生日プレゼントにもらったパスタ用の計量器である。この計量器はステンレス製の細長い三角形の板に1人用、2人用、3人用と書かれた3つの穴が開いている。 市販のパスタは長さが26a。だから、その穴の輪の中にきっちり入るパスタが、1人用だったら100c。こんなのがあるとはキッチン用品は奥が深い。飛び切り美人からはタニタ製のキッチン用秤も頂戴したのだが、これは台が12a四方の大きさだから、パスタを1人分乗せようとすると、台からこぼれ落ちてしまうので、うまく計れない。この輪を使えばそんなことはないのだ。 おとといの晩は長女の分も合わせてタラコパスタを作ったのだが、500cのパスタの袋に中途半端な分量のパスタが残った。どうも昨年末2回作った時の目分量がいい加減だったと思われる。 ウチにある一番大きくて深い片手鍋で「ディチェコ」のパスタ(直径1.6_)を9分間ゆでるのだが、以前は何度も吹きこぼれそうになった。パスタの袋には「差し水はしない」と注意書きがある。こりゃ、どうしたものかと近所の贔屓のケーキ屋さんでぼやいたら、若い女性店長さんが「少し食用油を入れればいいのよ」。なるほど、それからは全く吹きこぼれることがない。ありゃ、どういう仕組みでそうなるのか。 おとといは仕事を終えた長女が「今、新宿で電車に乗るとこ」とメールが来たので、帰宅時間に合わせてあつあつのパスタが食べられるようにゆで始めたというのに、途中買い物に寄ったとかで、15分ほど前にゆで終わってしまい、俺が先に食い始め、娘にはチンして食わせた、こういうのは困るね。 この時はSB菜館の魔法の粉末を使った「キャベツと玉子の香味醤油炒め」を副菜にしたのだが、キャベツもいただいた秤で200cをちゃんと計った。今まではキャベツの重量など気にしたことはなかった。200cのキャベツは思いのほか少量だったのである。 |
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