巣籠り生活の週末の最大の楽しみは、コロナ禍でも開催をずっと続けている競馬参戦だが、土曜日の小さな楽しみが飽きずに購読している毎日新聞に掲載されているクロスワードパズルにトライすることだ。現役時代はクロスワードになど見向きもしなかったが、素浪人は時間が有り余るほどあるからねぇ。 縦のカギが60問、横のカギが60問。それで13×13の正方形のマスを埋めていく。これを辞書やインターネット検索を全く使わず、全問正解するには小一時間かかる。空欄を全部埋めた後で、A〜Nのアルファベットが書いてあるマスの文字を連ねると、先週だったら「フショウジツヅクヨトウギイン」(不祥事続く与党議員)という文章が出来上がる。これを書いて応募すれば抽選で賞品が当たるのだが、メンドーなのでそんなことはしない。全部解けたと一人ほくそ笑むだけだ。とはいえ、全く歯が立たない週もあって、そんな時は機嫌が悪い。 この前の土曜日の出題では縦18「緊急事態でも情報収集の手段として__を止めない政治家たち」をガイショクとしてしまい、横17が「日本刀の鞘の内側の溝に差して雑用に用いる小刀」がコヅ「カ」であることから、「カイショク」の正解にたどり着いた。縦37「__として原爆体験を話す語り部」をイキショウチンとしてしまい、なんか変だなと下から2番目がゾウ「ニ」であることから「イキショウニン」にたどり着いた。 長年、言葉を扱う仕事をしてきた身ではあるが、まだまだ知らないことが多い。ファッションとか音楽用語に俺、弱いんだよね。時事的なワードも出てくるので、世の中の動きに敏感じゃないと解けない問題もある。だからボケ防止にはいいのがクロスワードだ。欧米の映画に年寄りがクロスワードで時間をつぶしているシーンが時々出てくるが、アルファベットの方がカタカナで埋めるより、やりやすいのかもね。 |
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