俺のようなヘボゴルファーが目標にしているのが、18ホールのラウンドで2つくらいパーを取り、100を切ってスコアを二ケタにすることだ。おととしあたりまでは、時に100を切ることはあったのだが、昨年は102が最高で一度も100を切れず、平均スコアも前年を7つも下回り114。コロナの下、運動不足がたたり、「百獣の王」を切るのも容易でなくなった。 この時期としては珍しくポカポカ陽気となった土曜日は、悦ちゃんのホームコース、八王子のゴルフ場でことし二回目のラウンドだった。「悦夫会」と称しているこの会は、駆け出し同期の悦ちゃん、竹橋の会社の元社長、きたさん、昨秋完全リタイアした健さんと二月に一回プレーしている。ところが、健さんは義理の妹さんが亡くなったため、急きょ出走回避。 3人でのラウンドのため、グリーン上でワンパットを競うオリンピックは金抜き、銀抜き、銅抜き、鉄抜きを順に繰り返す方式で行った。40日ぶりのゴルフはスタートホールもその次もドライバーが全く当たらず、先が思いやられたが、途中頭を残すスイングを心掛け、次第にちゃんと飛ぶようになり、難しいとされるインコースで前半50。ミスショットも出た悦ちゃんと同スコアである。きたさんもまずまずの56。 後半に入ってすぐ俺は鉄のカンを決め、パー、ボギー、パーと好調である。きたさんも銅のカン完成。すると悦ちゃんも銀のカン。銀カンは24ポイント。こりゃオリンピックは勝てないな。で、スコアメイクに集中することにした。3ホールを残してトータル78。3ホールともダボでも100は切れる計算だ。 次の7ホール目のミドル。グリーン手前のバンカーは顎が高く鬼門である。このバンカーを避けて3打目を大きめに打ちグリーン奥の斜面に付けた。チョンと打ってグリーンに乗るはずのボールは、あろうことか急斜面を転がり、入れてはいけないバンカーに。うーん、ここで初めての9つ。次のロングをダボならまだ100切りの望みはあると思ったが、いい当たりの2打目がフェアウエーバンカーにつかまり、トリプルの8つ。 最終ミドルをパーで上がれば100を切れるが、1打目をバンカーに入れ万事窮す。3打目もグリーン脇のバンカーにつかまりこれがなぜか出ず、結果は107。いったい何をやっているのか。前半後半トータルで500両ずつ握っているきたさんから、オリンピックの負け分は頂戴したが、多くの課題を残したラウンドだった。バンカーにさえ入れなきゃいいんだけど、どこに飛ぶかはボールに聞いてくれというゴルフだからなぁ。 |
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