いやー、揺れたねぇ。13日午後11時7分の福島県沖を震源とする地震である。リビングのライティングデスクでちょっと書き物をしていて、これは何だ?テレビ左脇の小本棚の上に置いてあるガラスの花瓶が気になり、それを手で押さえたのだが、まだ揺れは続く。液晶テレビもゆらゆら。これも空いた左手で押さえたら、窓に近い中本棚の上にあった白石こけしが床に落っこちた。その隣に立て掛けてあった文章教室の教え子からもらった感謝の寄せ書きの色紙が壁と本棚との隙間に落ちた。これはどうすることもできなかった。 ようやく揺れが収まり、みると寝室の中本棚の上の土湯こけしも畳の上に転落していた。1分近く揺れていた感じ。テレビを付けるとさすがNHK。ふだんは「日本人のお名前」などの司会をしている赤木野々花アナが地震速報をしている。福島市の固定カメラに映った遠くに光るものが気になった。チャンネルを民放に切り替えると、さすがに4も6も8も地震の特番をしていた。フジのアナがヘルメットをかぶって放送しているのには笑った。 震源の深さは約60`と深く、津波の怖れはないというのでほっとした。東日本大震災の3・11までまもなく10年。その余震なんだろうが、46億年の地球の歴史にしてみれば10年なんてほんのすこし前のことなのだろう。 この地震のおかげか、14日朝行われた団地の安否確認訓練と非常用物資配給訓練の参加率は71%で、1年半前の防災の日の第1回訓練より参加率が6ポイント上昇した。例年だと余って処分に困る非常食や保存水もあっと言う間にはけた。 しかし、これではなぁと思ったのが新聞である。コンビニで14日朝に買ったスポーツ紙には中面の1ページに詳しく地震の話が載っていたが、最終版の1版前の13版が来る毎日には締め切り時間の関係で地震の話は1行もなし。きのうの月曜は新聞休刊日だから、地震の話が読めたのは月曜の夕刊から。速報はウエブで見ればいいのだが、旧石器人は紙面で読みたいからなぁ。発生から1日半もたってからの地震のニュースは有難味が薄いね。 × × × × 今週の拙宅の花は赤と黄色と真ん中が薄い赤で周囲が緑グレーの「アルナイル」というラナンキュラスです。 |
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