年を重ねてうれしいことはほとんどないが、ゴルフに行ったときに徴収される地方税のゴルフ利用税(都は800円)が70歳になると免除されるというのがあって、金曜日八王子でのプライベートラウンドで初めて適用を受けた。これはちょっぴりうれしかった。 この日のラウンドはコンペ幹事様ご優待というので平日1万円でプレーできる。一緒に回ったのは長老A氏、福島会にも来てもらっている浪江出身の健さん。旧房総族のNくんは、コロナの濃厚接触者ということで隔離され、残念ながら欠場。3人ではあったが、ポカポカ陽気、桜もちらほら咲き始めたコースで花を愛でながらの優雅なラウンドだった。 俺は前半パットが好調で、銀2銅2鉄2で、久々の50。これは100が切れるかと思ったが、後半ヨレてトータル108の煩悩のスコア。後期高齢者の長老に1打負けた。健さんは91の好スコアである。しかし、オリンピックは俺の独り勝ち。ワンパットのほとんどなかった長老は2800両の負け。それを原資に甘いモノを食べた。 楽しい遊び(GゴルフとかM麻雀とかK競馬)は一日に二つはしないことにしているのだが、この日は週初の中国語で大敗した組閣幹事長Sくんが「気持ちが収まらない」と再戦を提案。夕方からいつもの吉祥寺の雀荘で待っているというので、長老の乗用車で八王子から転戦した。かつてはAさんタクシーによく乗ったものだが、久々の助手席だった。 このところ長老の中国語は絶不調だったが、この日はツキまくりリーチ一発自摸を何回やったことか。どんどんチップが溜まっていく。Sくんは返り討ちに遭っている。俺も途中、四暗刻を和ってチップは取り返したものの、長老の勢いを止めることはできず、腹立たしい麻雀で、頭に血が上りここでの対局中に使用が認められている電子タバコ「アイコス」を雀荘に忘れる始末だった。 4人で遊ぶ麻雀は自分で和れなくても、ツキまくる相手の勢いをそぐケタグリを繰り出すとか牽制球を投げるとか、いろいろな手があるのだが、昼間のゴルフで握りを勝ったものだから、ノホホンとしてそこまで気が回らなかった自分に腹が立ったのである。昼の負けの20倍も勝った長老はゴキゲンそのもの。帰宅してアイコスを忘れたことに気付いた俺は、きのう雨の中吉祥寺まで取り戻しに出向いたのだった。 |
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