昨年のような暴走老人の理事立候補などがない平時のマンション管理組合のメーンの仕事は、ゴミ出しルールの徹底と駐輪駐車場の円滑な運営だと考えている。先日、4年間乗った中古チャリ、緑色のメルセデス号を真っ赤なママチャリの新車、ポルシェ号に乗り換えた際は、大枚1000両を出して粗大ごみとして処理した。 そこで目についたのが、お掃除のおじさんが不法投棄と認定し管理事務所裏にまとめて置いたアイロン台、衣装箱などの粗大ごみである。どうするのかと尋ねてみたら、まとまったところで業者に頼んで引き取ってもらうと言う。トラック1台で1万円はするとか。 それなら俺の名前で市役所に粗大ごみとして届けて引き取ってもらった方が安上がりってな話を事務所でしていたら、常駐のおばさんが「粗大ごみ用の券をコンビニで買う会計処理はできます。数年前の理事長の時もそういう処理をしたことがあります」。 おいおい、そういうのは早く言ってよ。ポケットマネーを出して粗大ごみを片付けた立派な住民の人もいたのである。で、おばさんに聞こえるように事務所の電話で市役所の粗大ごみ受付センターに電話し、アイロン台はいくらの券?衣装箱はいくらの券?と尋ねた。するとアイロン台も衣装箱も台車もキャリーケースも座卓、ビールケース、夏掛け布団、傘立ても全部200円で片付くことが分かった。 その券には住民である俺の名前を明記しなければならない。傘立ては事務所にあったものを昨年9000円出して新調したものだ。自転車の前かご、電気ポットは燃えないゴミの日に出せることが分かった。このため大きめの燃えないゴミ用の袋を800円出して買ってきた。その収集日はあす。 アイロン台は見せしめのため、半年前からウチのゴミ置き場に「これはダメです」と掃除のおじさんが書いてつるしておいてあったから、ようやくすっきりする。教養のある住民の住む集合住宅なんだから、ゴミ出しのルールくらい守れよな。ゴミ置き場に掲げてある字くらい読めるだろう、と悪態も付きたくなるのである。 |
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