去年はコロナで桜を満足に見た記憶がない。テレビで満開の桜に雪が降った時があったとか言っていたけど、そんな日があったかなぁ。あと何回桜を見ることができるのかという歳となり、きのうは青空の下、2カ月ぶりに都心に出で、千鳥ヶ淵の満開の桜を愛でてきた。 都内で俺が例年足を運んでいた桜の名所は、この皇居のお堀とのコントラストが素晴らしい千鳥ヶ淵と全日空ホテル、サントリーホールの裏の桜坂だ。竹橋の会社にいた時は、よく晴れた日の午後「ちょっと長メシ」とか言って、地下鉄を乗り継いで溜池山王駅から桜坂を登り、ホテルオークラに抜ける道をよく歩いたものだ。 桜坂は西国からはちと遠い。で、千鳥ヶ淵で我慢することにした。東西線九段下駅を降りるとかなりの人だった。日本武道館で行われていた法政大の学位授与式とぶつかったのだ。着物姿がトレードマークの総長さんに倣ってか袴姿の女子大生が目についた。 ダラダラ坂を上り靖国神社の手前で左に折れると千鳥ヶ淵の遊歩道だ。けっこう人が出ている。あそこは堀の水があるから桜が映えるのだろう。ボートに乗っている人も見受けられた。青空に抜ける桜がまことによろしい。遊歩道を最後まで行くと地下鉄の駅に遠くなるのでボート乗り場あたりで引き返した。 千鳥ヶ淵の桜は満開だが、ウチの団地の真ん中を抜ける市道沿いの桜も八分咲きなのである。今年の桜はいつもより色が白い感じがする。週末には満開になるだろう。月曜は雨予報だから、その前にポルシェ号に乗って国立の桜も見に行かねばなぁ。地球温暖化の影響で、入学式の桜が卒業式の花になってしまった。弥生三月も早や去ろうとしている。 × × × × 今週の拙宅の花は薄い黄色のバラ「ピーチアバランチェ」とややピンクがかった白いバラ「ラプソディ」、それに濃いピンクのリモニウムです。
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