昨年までずっと5組(17人〜20人)で行ってきた俺が幹事長を務めるゴルフコンペ。しかし、コロナの影響で出場を見合わせるメンバーなどもいて、4組開催が精いっぱいの状況になってきた。今、6月末の75回大会の参加者を募っているところだが、4組16人はそろわず3人でプレーする組も出そうだ。 このコンペは2001年に竹橋の会社関係者でスタートした。今は長老と呼んでいるAさんが関係会社に天下りする際に、開催された送別コンペが非常に楽しかったことから、周辺にも参加を呼びかけ翌年からは年4回5組で開催してきた。それから20年。亡くなった人も3人いるほか、田舎に引っ込んだ人も。 還暦を機に芝刈りを始めた奴にも声を掛けたりしてメンバーを補充してきたが、コロナでワクチンを打つまでは参加を控えたいという奴や、首都圏の人との集まりは避けたいという栃木県勤務者もいて、参加者集めに苦労するようになった。 3月の74回大会では@コロナの濃厚接触者になったA実弟が急死しショックから立ち直れないB心臓の手術を前に医師に止められた――の理由で直前に出走回避するメンバーが3人も出て参加者13人の寂しいコンペとなった。 6月の大会にはこの3人はめでたく出場の予定だが、奥方が重病になり入院した先輩からは「残念ながら参加できない」と連絡があった。歳を重ねるといろいろなことがあるのである。 実は昨年までずっと参加していた同期の某くんには、今年になって参加を呼び掛けていない。昨年12月の73回大会に所用で欠場したことを逆手に取り、「前回大会出場者から優先案内」のルールを適用して、あえて声を掛けないでいる。某くんはヤル気はあるのだが、プレーにキビキビ感がなく、目が悪くなっているので自分の打ったボールの行方がほとんど分からない。それで同伴競技者が途中でキレてしまうケースがこのところ続いていた。 一緒にラウンドしたくないという人がいたのではゴルフをやる資格はない。それで泣いて馬謖を斬ったのである。同期だからこそできた幹事長職権。十年ほど前、キャディーを泣かせ「あの人と同じ組にしないで」との申告があったわがまま氏に参加呼びかけを止めたことがあるのだが、俺も今のようなヘボゴルフをしていると、そのうちお声がかからなくなるかもな。
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