きのうは月1回の老人会中国語研究会に吉祥寺まで出撃した。午前!11時、昼メシ用の菓子パンなどを購入してスタート。午後9時過ぎ終了という猛勉強で少々くたびれた。この老人会は、いつも遊んでいる長老で、おととい喜寿を迎えたAさんから「一人病気になり、メンバーが足りなくなった。お前が来い!」と命ぜられ、3カ月前から囲むようになった。 他は竹橋時代遠くから見かけるだけで、傘寿は優に超えている大長老のI氏、駆け出し福島支局で一緒で、まだ竹橋の会社で週1でアルバイトを続けている2コ上のK氏だ。一番うまいのは粘り腰のKさんかな。 この中国語はふだん俺たちが遊んでいる中国語とルールがかなり違う。いつものルールは、ドラの他に4枚ずつある「5」の牌のうち2枚ずつ「赤牌」が入っていて、萬子索子筒子の計6枚がドラになり、すぐ役が高くなる寸法。満貫を和るとチップ1枚、ハネ満がチップ2枚、倍満でチップ3枚、役満でチップ10枚がもらえる。 加えて、「トリ撃ち」と称し、手の内に1索と7筒があって泣かずに和った場合、1索の数だけチップがもらえる。さらにそこに1筒があると1索の数が倍になる。「トリ」と「鉄砲」と「弾」の見立てだね。 さらにリーチを掛けて一発で「白」を持ってくるとオールマイティーで和がれる。この場合チップは2枚ずつ。それで「白トタ(一発)ルール」と呼びならわされている。「白トタ」防止でリーチが掛かると下家はチ―とかポンをするのがならいだ。「白」が場に全部出ている場合は「発」、「発」も切れている時は「中」が代用される。 チップが大きく動くため、一人45枚持ちで、点数で勝っていてもチップのマイナスで負けることもままある。こういう派手なルールに対し、老人会でチップが動くのは、リーチ一発で和った時の2枚と裏ドラがあった場合のみ。だから、チップの動きが少なく求道者のような麻雀となる。 15年ほど前、「白トタ」に加わったころは、そんな麻雀は邪道だと思ったが、慣れてしまうとこれが面白い。で、求道者麻雀はえらく疲れる。しかし、本業で負けるわけにはいかず、きのうも少々勝ち、三連勝を果たした。老人会中国語研究会も「白トタ」を導入してほしいが、傘寿の大長老にはルールが複雑過ぎてすぐには覚えられないから、実現しそうにないな。
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