俺が理事長をしているマンション管理組合の通常総会が週末に迫った。コロナで市営のホールが借りられないため、狭い管理事務所の集会室で開くことにし、2週間前に299戸に各戸配布した議案書には、密になるのでできるだけ事前に議決権行使するか、委任状を出すようにして、出席は控えてというお願いをした。 土曜日、新役員候補にも参加してもらい臨時理事会を開き、当日の役割分担などを確認し、期日前投票の数を確認した。コロナの下での集会室での総会開催には、皆いたしかたないという受け止め方で、議長などへの委任が102人、議決権行使が116人、出席が21人で、トータル239人。組合員の過半数から意思表示がなされ、めでたく総会は成立することになった。 総会に掛ける議案は、昨年度の決算、今年度の予算、役員改選に組合費の改定(値上げ)の4つで、決算・予算は過半数の賛成で成立(役員改選は拍手で承認)だが、組合費の値上げは4分の3の賛成が必要な特別議案である。それに必要な票数は225票。行使された議決権のうち反対が9人もいた。賛成は107人。これに議長委任102人を加えても209票で4分の3の225票には届かない。総会に出席する21人の中から16人が賛成してくれないと値上げ案は通らない計算。 今、総会に出席する一家言の持ち主21人の顔を思い浮かべながら、6人以上が反対に回るとヤバい、4月の議案説明会の時はほぼやむを得ないという意見が多かったと思い返しながら、成立確実と言い切れない状況にヤキモキしている。 昨年の総会では暴走老人が理事に立候補し、12人の候補全員に個別信任投票をするハメに陥り、直前までその票読みに振り回された。暴走老人は不信任票が信任票をかなり上回り、理事には選ばれなかったが、今度の総会にも堂々と出席される。このくらい神経が太いと世渡りも楽なんだけどなぁ。 × × × × あすは老人会の平日芝刈りのため、”明日休診”です。 |
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