競馬の祭典、ダービーがあさってに迫った。先週のオークスは赤白予想をたてたというのに、白毛のソダシが距離の壁なのか6戦目にして初めて敗れ、アカイトリノムスメは2着。テレビ観戦のパドックで一番よく見えたユーバーレーベンに勝たれてしまった。俺、大昔母親から「ゆうさん」と呼ばれていて、ユーの付く馬はだいたい買うのになぁ。しかし、3着に突っ込んだハギノピリナなんか見てたのは誰もいまい。三連単はなんと53万馬券だった。 さて、ダービー。やっぱり本命は4月の皐月賞で2着タイトルホルダーを3馬身離して勝った4戦無敗の1番エフフォーリアでしょうがないだろう。不安は鞍上が22歳と若い横山武史であること。俺、父親の横典が嫌いなんだけど、せがれに罪はないからなぁ。俺なんか19回目のダービー騎乗(ウイニングチケット)でやっとダービージョッキーになれたと感涙にむせんだ柴田政人なんかを見ているから、こんな若さで勝たせたくない気もする。 対抗は牝馬なのにオークスに出ずダービーを選んだ16番サトノレイナス。牡馬の負担重量は57`だが、メス馬のレイナスは2`減の55`で、この差は大きいとみる。まだダービーを取ったことのない国枝栄調教師がレイナスなら距離が桜花賞の1600から2400に伸びてよしと判断した。14年前牝馬ウオッカがダービーを勝った鮮やかなシーンが、俺、目に焼き付いているからなぁ。G1男、ルメールがまたがるのも期待できる。 皐月賞組はエフフォーリアと勝負づけが終わっているとみて、▲は3月の毎日杯をレコードで勝った10番シャフリヤール。騎手は昨年コントレイルでダービーを勝った福永祐一だ。毎日杯で差のない2着に敗れた13番グレートマジシャンは3着候補の△か。戸崎圭太が乗る。 俺が面白いかもと思っているのが池添謙一が騎乗する2番ヴィクティファルス。池添は10年前の三冠馬オルフェーブルでダービーを勝った。重馬場だった3月のスプリングステークスを勝ち、エフフォーリアが2月の共同通信杯で4連勝した時の2着馬。名前がいいじゃん。この馬は騎手の池添の実弟、池添学調教師の管理馬で、兄弟でダービー馬を生むなんて泣かせるじゃない。たぶん人気はないから、来たらつくこと間違いなし。 あと1頭3着候補に挙げるとすると、皐月賞の前哨戦、3月の弥生賞に勝ち、皐月賞でも2着に残った14番タイトルホルダーか。名前はいいけどな。俺が馬券購入を頼んでいる後輩のKくんは、3年前のダービーでワグネリアン(5番人気)→エポカドーロ(4番人気)→コズミックホース(16番人気)の三連単285万馬券、三連複52万馬券を取ったことで名高い。3年後のおすそ分けを願いたいもんだ。
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