ふーっ、土曜日の通常総会をもってマンション管理組合の理事長をクビになった。その前の副理事長時代と違って最終判断をしなければならず、ずいぶん社会勉強になった。300戸もあるといろんな人がいるからなぁ。今は実にすがすがしい気分だね。 総会はコロナでいつもの市営のホールが借りられないため、団地の敷地内の管理事務所の集会室で行った。密にならないように、事前に委任状や議決権行使をしてくれと呼び掛けたが、それでも一言申し述べたいという住民はおり、19人が出席。それに現役員12人、新理事候補6人を加えるとけっこう密だ。 議長席と理事長席のテーブルには高さ1bほどのアクリル板を設置。これ、管理会社が事務室の受付用に昨年送ってきて、倉庫の奥にしまってあったものを、窓口のおばちゃんがこんなのがありますと提供してくれた。総会用に検温器も購入し、コロナ対策をしっかりやっている素振りはみせた。 事前の投票で決算・予算・組合費値上げ・役員選出の4つの議案は、総会出席者全員が反対しても過半数もしくは4分の3の票を取れることは分かっていた。だが、ちょっと心配なことがあった。新年度の予算に長期修繕計画に記載されていた20年度と21年度の工事(総額8200万円)のうち、半額の4100万円を計上していて、この根拠を示せと追及されると説明がやっかいだった。 「新しい長期修繕計画を110万円かけて作成したうえで、必要ならばこの工事をやります。国だって何に使うか決まっていないコロナ対策として予備費を5兆円も計上していました」と切り抜けたが、支出項目のはっきりしていない予算を出すのは、ちょっと忸怩たるものがあったなぁ。一人くらい反対があるかと思ったが、19人全員がこの予算案に賛成してくれ、少し拍子抜けした。 あまつさえ、昨年理事に立候補して、その対応に追われた暴走老人(もちろん総会に出席して発言した)からは「1年間お疲れさまでした」という電話までもらった。新執行部は築後40年の給排水管の工事という難題に対処しなければないらない。こんな面倒な問題に俺はぶつからなくてよかったなぁ。 × × × × 今週の拙宅の花は「ミルナ」という深紅のバラと「ソラーレ」という黄色のバラ、それに「フリフリユイ」という臙脂色のスカビオサです。 |
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