隠居志願のつぶやき2017

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...... 2021年06月10日 の日記 ......
■ お酒のプレゼント   [ NO. 2021061001-1 ]
 俺、ちょっと腹が出ているもんだから「酒は飲まないんだ」と言うと、不思議がられることが多い。新聞記者をしていたから、夜回りや懇談など飲まざるを得ない場面はあり、全くアルコールを受け付けないという訳ではないが、自宅にビール、ウイスキーの類は全く置いていない。
 大昔、自宅で会費制の宴会をやった時があり、その時用にシーバスリーガルのボトルを用意していたこともあったか。ビール業界を担当していたから、キリンやアサヒから缶ビールをいただくこともあったが、その当時はまだウチにいたカミさんの腹の中に全部収まった。テキが用意した離婚届けに判を押す気になったのは、このままでいると彼女がキッチンドランカーになる恐れ大という要因もあったなぁ。
 そんな俺のところに、マンション通常総会が終わった翌日の先週日曜夕方、昨年理事に立候補して大混乱の基となった暴走老人が訪ねてきて「理事長職、お疲れさまでした。これ、妻が買ってきまして……」と四合瓶が2本入った紙袋を差し出すではないか。
 「こんなもの受取れません」と言うほど、子どもではない。暴走老人は総会のあった土曜日夕方も電話を掛けてきて「1年間お疲れ様でした」。ねぎらわれるのは悪い気はしないが、日本酒はなぁ。まさに猫に小判、豚に真珠なのであった。「やらと」の羊羹なんかだとうれしかったのだが……。
 いだだいた四合瓶はどうにも目障りである。どうしたものかと生活指導担当の力持ち美人に話すと「一緒に苦労した他の理事さんに上げちゃえば」。で、出どころと言わずに、会計担当で21年度予算案作りにギリギリまで苦労したSさんと、植栽担当で造園業者の仕事に全部立ち会っていたOさんに差し上げることにした。
 道でバッタリ会ったSさんには「お酒、お好きでしたよね」ときのう朝、自宅に届けた。きのう夕方チャリで通りかかったOさんには「ちょっとウチに寄って。大変でしたね。でも昨年に比べればそうでもなかったか」と酒瓶を渡した。暴走老人のプレゼントが目の前から消え、スッキリシャッキリなのだった。
 酒は飲まないとはいえ、餃子の都で通っていた贔屓の最高級居酒屋では「カシスウーロン・カシス一滴」と注文していたのだった。早く「空明」に顔を出せるようになり「一滴!」と叫びたいなぁ。

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