本日から4回目の緊急事態宣言の出た都内では、外では酒が飲めなくなる。それを前にギリギリのタイミングで土曜日は、久々に生ビールと日本酒をちょいといただいた。外で飲むのは1年半ぶりか。竹橋の会社の広告のエースが関係会社の社長に就任したことを寿ぐ3人の会が吉祥寺で開かれたのである。 呼びかけたのは栃木の新聞社のトップだった鬼瓦。俺は日程のセット係。飲む場所は吉祥寺に住むエースが駅近くの寿司屋に確保した。まん延防止等重点措置下で、3人で飲めるところはなかなか見つけづらいのだ。「90分1本勝負」との制約下だったが、アルコール分解酵素のない俺にとっては十分な時間である。呑兵衛の鬼瓦には物足りないだろうが。 まず生ビールでお祝いの乾杯。とはいえ、エースの行った会社は売り上げが年々減少しており、新規事業に活路を見出さねばならない状況。それで毎朝5時起きして8時過ぎには川崎の会社に入り、若手社員の情操教育に社長自ら取り組んでいるのだとか。竹橋の会社は6月に陣容が変わったばかりで、まだ現世に未練のある鬼瓦は幹部人事を裏側を問い質していたなぁ。 しかし、構造不況業種の新聞業に前向きな話しは一つもなく、チンピラの俺にとっては誰がエラくなろうが、誰が役員をクビにされようが、もうドーデモいい話だった。 それよりも心配だったのは1年ぶりに会う鬼瓦がえらく老け込んでいたこと。1日に3回、愛犬のプードルちゃん(似合わねぇ)の散歩に付き合っていると言うが、寿司屋への道を歩くのがトロく遅い。老人を迷子にさせてはなんなので、二度ほど追いつくのを待った。加齢は足からくる。スッスと歩けなくなってはおしまいだ。本人も「コロナでフレイルになってしもた」とこぼしていたが、足元がおぼつかないようではどうもならん。 酒は相変わらずやっているようだが、以前よりピッチはゆっくりになっている。ゴルフも1年以上やっていないと言うから、引っ張り出さないといかんと感じた。で、早速中国語の勉強会の日程を決めたが、鬼瓦は酒を脇に置けないのではヤランとのたまう。さて、どうしたもんか。 |
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