同居している長女の誕生日は今月４日である。この日は上野動物園に初めてやってきたパンダで、身重で死んだランランの命日。パンダ番としてこの経緯を５日連続で社会面トップを書いたこともあり、それから２年後に生まれた長女に「蘭子」と名付けようとして、母親に大反対された話はここで何度かつぶやいた。
さて、今年の誕生日。毎年、次女、母親も呼んで食事会をやっていたのだが、今年はコロナのデルタ株が猛威を振るっているため、集まれそうにない。コロナごときで集まれないのはごせ焼けるが、ご時世だからしかたがない。しかし、何も祝わないのではと、長女にステーキを食わせることにした。自宅から北にチャリで10分、セットに付いてくるサラダが非常においしい全国チェーンの「B」である。ビタミンCが足りないと体が叫んでいる時に行く店で、長女とはまだ行ったことがなかった。
この夏は隣の夫婦客にデザートのスイカを独占され、頭にきたことは８月４日につぶやいた。長女に「B」での食事を持ちかけると「まだスイカはあるかな？」とのことである。時折、自分がここに登場する長女はこの”つぶやき”の熱心な読者の一人なのである。その「B」での食事が長女の在宅勤務の日の昨夕実現した。
長女はネットで調べたらしく「今日からサラダの新メニューらしいよ」とやる気十分である。今はチャリが１台しかないので、歩いて北を目指した。25分くらい。長女はリブステーキ200㌘、俺は入れ歯にやさしいハンバーグのセット。早速サラダを取りに行く。イチジクを使った新メニューもあり、10種くらいの野菜を皿に山盛りにする。このサラダはいつ食べてもおいしい。
メーンのお肉が来た。長女は「お肉なんて久しぶり」と目を輝かす。普段はロクなものを食っていないのだ。サラダのお代わりをし、デザートのスイカに初物のリンゴのゼリー、生八つ橋の餡乗せもいただく。リンゴのゼリーはなかなかいけた。
すっかり満腹になり、歩いて帰るのはつらいので、近くの西武線恋ヶ窪駅から国分寺経由で西国分寺に戻った。まずまずの食事会だった。 |
|