隠居志願のつぶやき2017

[PREV] [NEXT]
...... 2021年09月30日 の日記 ......
■ 岸田文雄新総裁   [ NO. 2021093001-1 ]
 現役の記者時代の笑い話に、あてにならぬモノ3つというのがあり、「外信部の英語、経済部の数字、政治部の政局のヨミ」というのだった。それでいくと、きのう岸田文雄が選ばれた自民党の総裁選は、すべての報道機関の事前のヨミが外れたのではないか。
 4人の候補による第1回の投票では、河野太郎が地方票を集めて1位になるが、過半数に達しないため、2位の岸田文雄との決選投票となり、3位になるだろう高市早苗の票が、岸田に回り岸田が勝つというのが大方の見方だった。
 ところが1回目から、岸田が256票を集め1票差で河野を抑えトップとなり、決選投票でも257対170と大差をつけて新総裁に選ばれた。岸田は10月4日召集の臨時国会で、第100代の首相に選ばれる。
 きのうは午前中からずっとテレビで総裁選を見ていた。俺が驚いたのは、第1回の投票の国会議員票で、河野が86票(23%)しか取れず、114票(30%)の高市にも及ばなかったことだ。地方の党員・党友票の44%を集めた河野は、何故議員票を取れないのか?保守ゴリゴリでシンゾーくんの支援を受けた高市にも負ける河野というのはなぁ。
 日テレにゲストで出ていた橋下徹元大阪府知事が「河野は年金でも原発でも、細かいとこまで言い過ぎ、そこを他の3人に突かれた。ああいうのは方向性だけを示して、あとは数年かけてよく検討すると言っておけばいいのに」とコメントしていたが、選挙戦で河野の主張がどんどんブレたのが大きいと感じた。岸田は昨年の総裁選で菅に負けて、一皮むけたのかも。
 岸田は二階幹事長との確執が取りざたされたが、夜のニュースステーションでコメンテーターの後藤謙次元共同通信編集局長が、前衆院議長の伊吹文明の仲介で、28日に岸田・二階会談がセットされ、影響力を残したい二階と岸田の手打ちが行われたとコメント。なるほどねと思いました。ともかく発信力が売りの河野は嫉妬の海の政界で、同僚からもっと愛されないとあかんなぁ。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: