日曜日の楽しみは女子ゴルフ最終日のテレビ中継を見ることだ。男子ゴルファーは今年のマスターズで優勝した松山クンを除けば、華がなく世界でも通用しそうにない。加えて俺のようなヘボゴルファーには飛距離に差がありすぎて、参考にならない。その点女子は下手にも若干参考になり、若手に有望な選手がどんどん出てきていて、ファッションを見ていても楽しいのだ。 おとといの日曜日は千葉県の東急セブンハンドレッドで行われている富士通レディースの最終日だった。競馬検討のためコンビニで買うスポーツ報知を見たら、首位の12アンダーに勝みなみ(23)と古江彩佳(21)が並び、1打差の11アンダーに2日目に66のベストスコアで回った渋野日向子(23)が追い上げ、首位と3打差の4位タイに東京五輪銀メダルの稲見萌寧(22)と結婚したばかりのベテラン上田桃子(35)が入り、最終日はビッグネームの面白い展開になりそうだった。 競馬の牝馬のクラシック秋華賞で断然人気のソダシが10着に敗れ、なんだなぁと思って午後4時、テレ朝のゴルフ中継にチャンネルを回したら、なんと最終日は悪天候のため、勝と古江の2人による3ホールのプレーオフだけ実施するとのこと。こりゃ、前週国内では2年ぶりに優勝を飾った渋野はがっくりだろう。 さて黄金世代の勝とプラチナ世代の古江のどっちを応援するか。3週前の栃木県烏山城CCでの日本女子オープンをぶっちぎりで勝った勝の強さには目を見張った俺だが、俺は、いつもニコニコしていて、身長153a(体重54`)と小柄な古江のファンなのである。彼女はパットがベラボーにうまい。 すごい雨の中、プレーオフ1ホール目。二人ともパーである。古江はショットの時以外は、防寒着を羽織っている。次の182ヤードのショート。勝から打って、広いグリーンの左にオン。ピンはかなり右端に切ってあり、バンカーの真後ろにある。ここを古江は5番ウッドで直接ピンを狙って2bにつけバーディー。こりゃすごい。俺も5番ウッドを持っているがちゃんと当たっても165ヤードしか飛ばないのだ。あの小さな体でどうしてあんなに飛ばせるのか。 古江1打差リードの最終ミドル。古江はドライバーで勝に15ヤードは置いて行かれるが、2打目を確実にグリーン脇に運ぶ。一方、勝は池越えのショットがグリーンをオーバーした。むずかしい3打目をロブショットでピンまで3bにつける。古江は3打目にピンまで6bにつけ、これをねじ込んで古江の優勝が決まった。このパットが入った時、勝は拍手をしていたなぁ。なかなか良いシーンだった。 大会が3日間から2日に短縮されたので、優勝賞金1800万円は25%カットされ1350万円。2位の勝は675万円である。これで古江の20〜21年シーズンの獲得賞金総額は1億5640万円となり4位に。ちなみに首位の稲見は2億1450万円。2位の黄金世代小祝さくらは1億7460万円。3位のプラチナ世代西村優菜が1億6780万円。 女子に比べ人気がなく大会数の少ない男子の首位は日曜の日本オープンで3位になった木下稜介の1億31万円。木下なんてゴルフ通以外は知らないよね。 × × × × あすは中高の仲間との平日ゴルフのため”明日休診”です。 |
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