衆院選投票日の31日はハロウィーンの仮装をしなくてはならないので、23日の土曜日に期日前投票に行ってきた。会場は西国駅前の市営のホール。ここだと武蔵野線の陸橋を越えて行かねばならない正規の投票所、国分寺4小より近い。昨今は期日前投票の理由などをしつこく聞かれないから、欠かさず投票に行く人間にとっては、家から近い期日前投票の方が便利だ。 市役所からの投票用入場券がなかなか届かなかったので、このホールでの23、24日の期日前投票は無理かなと案じていたが、2日前に通知が届いた。数日前共同通信の機械音声による電話アンケートを受け、自民党ではない党の候補に投票すると回答したので、そのようにしたが、ちと困ったのが最高裁裁判官の国民審査。前日まで誰が審査の対象になっているかの情報がまるでなかったからだ。 この国民審査は制度が始まってから不信任となった裁判官が一人もいない形骸化した制度。マンション管理組合の役員選挙みたいなもんだ。いや、ウチの管理組合では昨年理事に立候補した”暴走老人”への不信任票が信任票を上回ったことがあったのだった。✖が付くのは名簿の一番最初に載った裁判官で後ろにいくほど✖が少なくなるとか。その率は多くて5%程度だったか。 しかし、これでは意味がない。ちょうど土曜の毎日新聞朝刊に今回審査される11人の裁判官(全体は15人だが、4人は過去に審査を受けているで対象外)の経歴や信条が載っており、夫婦別姓を認めない民法の規定が憲法に違反するかが問われた裁判で、各裁判官の判断を合憲○、違憲×と分かりやすく表にしてあったので、合憲とした裁判官の名前の上に✖をつけてきた。 過去の国民審査では裁判官・検事出身者にペケを付けてきたが、今回検事出身のおじさん1人が違憲としていたので、この裁判官にペケを付けるのはやめた。総じて弁護士出身者は違憲としているのだ。 これは選択的夫婦別姓を是とするか否とするかに通じる問題でもある。選択的夫婦別姓は確か、20年も前に法務省が国会に法案を出す寸前までいって自民党の根強い反対で断念した経緯があったはず。20年たってもモノゴトは全然進んでいないどころか、役人の忖度で後退しているのかもな。 |
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