ことしもあと2カ月弱。年賀状の準備をする季節になった。ここ数年は郵便局からDMが届き、その中からテキトーな絵柄の賀状を選び注文することにしている。その際の最大の問題は注文枚数だ。 現役のころはいつか世話になるかもしれないという思いから、最盛期450通の賀状を出していたが、リタイアすると年々枚数は減っている。加えて年配の方に亡くなる人も増え、もう作り直すことのないA4用紙に打ち出した住所録に棒線を引くことも多くなった。さらに古稀を機に「来年からは欠礼とさせていただきます」という人もいるうえ、賀状をメールに変えますという無粋者も散見されるようになった。 昨年印刷を依頼した賀状は260枚だったが、今春にいただいた賀状を点検し、亡くなった方、欠礼実行者、印刷した賀状に一言も添え書きのない輩を除いてリストアップ。今年は大幅減の220枚を注文することにした。 俺は住所も筆ペンで手書きするので、400枚も出していた頃は、年末キーキー言ってまず住所書きから始め、遠方の方から一言添え書きをして、五月雨式に投函していたものだが、近年はクリスマス前には賀状発出は終了する。 今月中旬には印刷された年賀状が届く手はずだが、すぐには宛名書きに取り掛からない。毎年20人前後から喪中の連絡があるからだ。親世代が亡くなる年回りなのだ。俺は喪中通知によりつながりが切れてしまうのが嫌で、30年前オヤジが死んだときも、5年前お袋が亡くなった時も喪中対応はしなかったなぁ。喪中で賀状が来なかったことをきっかけにつながりが途絶えてしまう、はかない関係もあるのだ。 × × × × 今週の拙宅の花は「パールアヴァランチェ」という淡いピンクのバラとこれもバラなのと思わせる「クリエイシモン」という大きな濃いピンクのバラです。 |
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