隠居志願のつぶやき2017

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...... 2021年12月16日 の日記 ......
■ 偶数月の15日   [ NO. 2021121601-1 ]
 日大の元教授で社会保障を研究していた真屋尚生氏の著書「晴考雨読 年金暮らし春夏秋冬」という俺にピッタリなタイトルの本を読んでいたら、老人歌集「真夏の夜の夢」という思わずニヤリとする三十一文字が並んでいた。
 曰く「古稀迎え何に例えんわが頭 毛盛りはうすし桜島山」「傘寿過ぎ年金暮らしも楽じゃない 奇数月には無収入」「米寿過ぎいずれ全員要介護 看護師美人で爺やにさがる」など。膝を叩きたくなるような内容だ。
 若い頃には全く思いもよらなかったが、年金というのは、偶数月の15日に2カ月分が振り込まれるのである。だから、「奇数月には無収入」というのは厳密にいうと、偶数月の月中までは無収入なんである。
 きのうの15日がその日だった。読書感想文添削のアルバイト代が10月末には入るものだと思って、10月11月は毎週のように山に芝刈りに出かけ、副収入に当て込んでいた中国語学習が不調だったものだから、財布が空を飛べるくらい軽くなり、手元不如意の日々が続いていた。常なら書店でこれはという新刊本を見つけると、躊躇なく購入することにしているのに、例えば湯川豊著「海坂藩に吹く風 藤沢周平を読む」なども入手できぬままでいた。
 で、きのうは朝から近くのATMに飛んで行って、年金が振り込まれているのを確認した。年長組がけっこう並んでいた。その額の半分を引き出して来月分として栃木時代に使っていてまだ生きている足利銀行の口座に入れ替えた。こうしておかないと、俺は目の前にある銭をあるだけ使ってしまうタチなので、次の偶数月まで大変なことになってしまうのだ。
 もっともトホホの年金から、上流で国民健保料、介護保険料が差っ引かれているので、20万両に届かない。これでは1万頭飼っているサラブレッドの飼い葉料や芝刈り代が出せないので、毎月わずかな預金(退職金が原資)を取り崩すことになる。この預金がなくなる頃にうまいことあの世に行ければいいと思っているのだが、世の中そううまくはいかないからなぁ。
 唯一ともいえる現金収入が偶数月の15日なんだから、シンプルシングルライフになってからもう30年もつけている家計簿の月々の開始日を15日にしようかと思案中である。現役のころの給料日が20日だったので、ずっと月々のスタート日は20日となっているのだ。
 家計簿をつけているとはいえ、それで支出を見直そうなんてこれっぽっちも考えたことがない。5日おきにカートン(10個)買いしていたセブンスターがこのところ、6日間持つようになったのを確認し、まぁ節煙できているなと一人納得するくらいなのだ。
  
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