料理もどきをやるようになって、自宅でも好きなパスタをゆでる時があるが、ブルーの包装紙の「ディチェコ」(直径1.6_)の場合、大鍋に1gの水を入れて沸騰させ、9分間グツグツやらねばならず、この間ガスレンジに取り付いて吹きこぼれないように見張りしていなければならないのが、どうにも辛い。 吹きこぼれは少量の食用油を入れれば防げることを行きつけのケーキ屋のお姉さんに教わり、あらあら不思議、吹きこぼれることはなくなったが、それでも9分というのが、とても長い時間に感じられる。 そんな話を生活指導担当の力持ち美人にしたら「あら、あたしはパスタをレンジでチンしてよく食べてるわ。百円ショップにパスタ調理用の容器を売っているはず」と言う。そんなバナナと思ってダイソーをのぞくと(セリアにはない)、あったあった。プラスチック製の長方形の入れ物に100cのパスタを寝かせて入れ、半分まで水を入れ、塩を小さじ半分入れて、500ワットの電子レンジなら鍋でゆでる時間に5分足した時間=ということは14分=チンする。 時間がきたらサイドにスリットが開いている蓋をして、お湯を捨てればパスタのゆで上がり。こんな110円の容器でできるのかと半信半疑でチンしてみたら、これがけっこうちゃんとゆで上がって、タラコパスタとしておいしく食べられたのです。力持ち美人によれば、お湯に流れ出した糖質をそのまま麺が吸うので鍋でゆでるのよりおいしいのだとか。ふ〜ん。 こんな発明を誰がしたんだろう。このプラスチック容器は150cまでは調理可能と書いてあった。だから、2人分一気に作るのは無理がありそう。とにかく百円ショップには何でもあるのだ。セリアではこの容器の代わりに台所用タイマーを110円で買った。いつ使うか分かんないけど。素浪人になって、力持ち美人の言う「困ったら百円ショップをのぞけ!」という金言を実感しているのだ。 |
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