新春恒例の三社巡りは箱根駅伝の復路が行われていた3日に挙行した。原晋監督率いる青山学院大が前日往路優勝し、箱根の山下り6区でも小田原からの7区でもリードを保っていた。幸い風もない暖かな日。このまま大手町のゴールまでテレビを見続けてもなぁと、午前11時真っ赤な「ポルシェ号」にまたがった。去年は緑色の「メルセデス号」だった。ペダルの力がギアにうまく伝わらないようになり、西友で新車を購入したのだ。 頭には赤い正ちゃん帽をかぶり、手にはオレンジ色の手袋。防寒対策はバッチリだ。府中街道を真っすぐ南下し、大國魂神社を目指す。気力と体力を測るため、十年ほど前から正月に行っている三社巡り。初詣が目的ではなく、大國魂神社、谷保天満宮(国立)、熊野神社(国分寺市西恋ヶ窪)で売っている魔除けの矢を自宅3カ所に置くため、一気に三社を回るのだ。ほら1本の矢は折れても3本の矢の束は折れないという故事もあったでしょ。 25分で府中の大國魂神社に到着。参道脇のチャリ置き場にポルシェ号を置き、荷台に括り付けていた去年の「当たり矢」をお焚き上げの場所に持って行く。コロナが落ち着いているためか参道はけっこうな人が並んでいる。ここに並んでは時間がいくらあっても足りない。勝手知ったる裏の出口に回り、忘れ物をした風を装い境内にもぐり込み、2000両で当たり矢を求める。おみくじは「中吉」であった。混雑しているのでお賽銭は省略。 そこから旧甲州街道を西に。30分で谷保天に着いた。ここもショートカット参拝。正殿の前で10分ほど並び、賽銭50両を放り込み娘たちの無病息災を祈る。おみくじは「小吉」。1000両を出して「生芽の矢」を求める。ここから国立駅に向け大学通りを北上する。正月も開いている旧知のおじさんがやっているコーヒー屋で一休み。スマホを見たら青学が2位をさらに引き離していた。昨年もここでコーヒーを飲んだのだ。正月価格か、いつもより20両高い一杯550両。 チャリを中央線沿いの小道を走らせいったん西国のマンションに戻ると、青学が歴代最高タイムで総合優勝。法政がシード圏内の10位に滑り込んでいた。青学は9区、10区で区間新というのだから、来年も強そうだ。で、昨年の破魔矢を手にウチから5分の熊野神社に。おみくじは「吉」。3社とも「大吉」の出ないしけた正月となった。 破魔矢は虎の絵が描かれた絵馬が付いて、昨年より500両高い1500両だった。ご利益は点五にはならないだろうな。駅伝のテレビ視聴も入れて4時間で三社巡りは終了。この分なら後期高齢者になるあたりまでは、この正月の恒例行事は続けられそうである。 |
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