おととい竹橋の新聞夕刊を見ていたら、社会面のコラムにかつて一緒に仕事をしていた女性記者の名前を発見。なかなかの書きっぷりに「いいんじゃない。あと3カ月、12回もあるからけっこうきついよ」とメールしたら、「今は隔週の担当なので、半分です」と返信があった。このDちゃんとは社員2人、あとは契約スタッフ十数人という職場で1年間苦労し、これまで仕事をした女性記者では一番相性のいい人で、今は部長職の大支局長となっているのだ。 竹橋の新聞社は署名記事をいち早く取り入れたから、旧知の仲間の消息を紙面の署名で知ることができる。卒業して十年もたつと若い仲間が今どこで仕事をしているのか、分からなくなるからね。2年程前までは人事異動が載っている社内報が自宅にも送られてきたが、今は経費節減とやらで、誰がどこで仕事をしているか全く雲の中だ。 入社したばかりの頃は、顔写真や名前入りの「記者の目」欄をいつになったら書けるのかと思ったこともあったが、今はベタ記事にまで文末に署名があるから、少々署名記事の有難味が薄れた、ところが、昨年あたりから、売り物の「ひと欄」に署名がないケースが散見されるようになった。どんな政策でも偉業でも起案し実行するのはひと。だからひととなりを紹介する記事には、書いた記者の名前が必要だろうと思う。 それで、ゴルフコンペで一緒になった編集幹部に「署名のない『ひと欄』があったよね?」と尋ねたら「共同(通信の記事)です。人が減ってとてもカバーしきれないので」との答えが返ってきた。う〜ん、ひと欄はどの新聞でも売り物であるはず。それが共同通信が配信する記事を使うようになっているとは。 竹橋の新聞は十年ほど前、大金を投じて共同に加盟し以前の外電記事だけでなく、国内ニュースでも共同配信記事をつかってもよいようになり、その有効活用が叫ばれていたが、「ひと欄」まで共同に明け渡していては、将来はないなと思わざるをえないのである。 × × × × あすは中高の仲間と初うち平日ゴルフのため、”明日休診”です。 |
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