隠居志願のつぶやき2017

[PREV] [NEXT]
...... 2022年03月28日 の日記 ......
■ 楽しいライブ   [ NO. 2022032801-1 ]
 きのうの日曜夜とその前の春分の日の月曜夜と連続して国立の音楽茶屋「奏」でライブを堪能した。俺にとって30年間通っているこのライブスペースは何ものにも代えがたい場所だ。
 20日のライブは「関林宮」と題し、サックスの巨匠、宮野さんと林栄一さんにチューバの関島岳郎氏の3人のステージ。「灰色の瞳」でスタートした時は、客席は俺と宮野令夫人の2人だけという実に贅沢な宵である。宮野さんが作った2曲目の「スアベス」が終わったところで、客席にサックス仲間で3年前に亡くなった片山宏明氏の夫人がみえた。関島氏のチューバは腹に響く。
 いまNHKBSでやっているドラマ「しずかちゃんとパパ」で、笑福亭鶴瓶が演じる耳の聞こえない写真館のオヤジに音楽を感じさせようと娘役の吉岡里帆が音楽会に風船を持ち込んで音の震えを感じさせようとするシーンが出てきたが、まさにあの通りで「奏」の店内の空気がぶるぶる震えた。全8曲。ラストの「ナーダム」は聴かせたねぇ。終了後の雑談で片山夫人が「3年たっても夢にもどこにも亭主が出てこないの」とこぼしていたなぁ。
 きのうは柳家小春姐さんが本職の三味線をギターに持ち替え、ギター&ピアノの加藤嵩之氏らによる「お誕生日記念和ボサ」。初お目見えのハーモニカの中山ふじ枝さんがいい味を出していた。この「和ボサ」は「イパネマの娘」とか「海の思い出」などのボサノバを日本語の歌詞で歌うという趣向で、パーカッションの藤ノ木ミカさんも加えた4人の歌と演奏が一番楽しくリラックスできると感じた。
 久々に体を動かしたくなる楽しいライブで、関脇若隆景が決定戦で高安に勝って初優勝した日のライブということで長く記憶に残るものとなった。この日の客は1週前の3人とは大違いで15人。これにミュージシャンを加えると20人を超え、ライブもこのくらいの人数がいると熱気もあって楽しいね。
 この日は小春姐さん、中山さん、前座のアンちゃんの3人の誕生日。「奏」からは心づくしの花束が贈られた。ミュージシャンにとってこういうサプライズプレゼントは嬉しいだろうな。年齢は聞き忘れたけどな。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: