きのうの中高の仲間とのゴルフは楽しかった。会場は銀行マンで東証2部上場だった会社の社長もしていたTくんが手配した厚木市のコース。昨秋100を切ったこともある相性のいいコースだ。昨秋、正月明けのゴルフでOBを連発して握りを取られた元ゼネコンのKくんは、今度こそと闘志満々。小田急線本厚木駅からクラブバスで30分の山際にあるコースは、平地より高いところにあるためか、桜満開で花吹雪の中でのラウンドとなった。 クラブバスが一緒になった堅実派のTくんは、そんなことは言わないと思っていたのに「僕もホールバイホールで1億円の握りに入れてよ」。横須賀から愛車を転がしてきたKくんは「全ホールで勝って36億円ゲットだ」と張り切っている。 前回のラウンドでぶん回し過ぎて自滅したKくん。今回はナイスショットの連続で快調に飛ばし、3ホール目のショートではニアピンゲット。8ホール目のミドルではダイヤモンドパーを決め、48とトーナメントリーダー。58とミスショットの目立つ俺は「きょうはゴルフじゃなく、花見に来たんだよ」。前半Kくんに4億円、Tくんに3億円の負け。それでも7ホール目の160ヤードショートでニアピンを取り、少し盛り返した。 午後の3ホール目。短いミドルで3打目がグリーンから転がり落ち、乗せる4打目が強すぎてまた砲台グリーンをオーバーした。なんだなぁ。7bほどのピンめがけてチョンと打ったら、あらあらカップに吸い込まれた。やったダイヤモンドだ。前半、銅パットと鉄パットを決めているから、金か銀パットを沈めれば10ポイントの一気通貫完成である。 6ホール目の短目のミドル。3打目をピン下2bに付けた。Kくんもやはりピンまで2b。俺の方が少し遠いと見えた。このホールは銅抜きのホール。銀パットになるのと鉄パットでは大違い。金のTくんにピンフラッグを抜いて計ってもらったら、俺の方が5a遠かった。これを慎重に沈め一通完成。次のホールではTくんが銅のカンを完成。 このショックでKくんは上がりの3ホールでショットが乱れ、トータルの握りの負けは1ホールだけ。Tくんには4ホール負けだが、オリンピックの大勝でその分は取り返した。オリンピック負け頭のKくんは「花見に来たんじゃないのか。スコアは俺の方がよかったのに」と納得できない様子。ポカポカ陽気の下、最後の花見はできるし一通は作るし、後半は53と一番のスコアで、気分の良い芝刈りだったのです。 |
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