隠居志願のつぶやき2017

[PREV] [NEXT]
...... 2022年04月20日 の日記 ......
■ 「生娘をシャブ漬け」   [ NO. 2022042001-1 ]
 「田舎から出てきた右も左も分からない女の子を、無垢、生娘なうちに牛丼中毒にする」――。すごいねぇ。どこの三文ヤクザの言葉かと思ったら、牛丼の吉野家の伊東正明常務取締役企画本部長(49)が早稲田大での社会人向けマーケティング講座(38万円)で、若い女性を牛丼好きにする戦術について16日に行った発言という。
 この発言がインターネット上に広がって批判が高まり、事態を重く見た吉野家は、18日深夜臨時取締役会を開き、同常務の解任を決めた。退職金は支払われないという。伊東氏はマーケティング分野では有名人で、「プロクター・アンド・ギャンブル」では液体洗剤の販売にかかわり、吉野家には2018年に戦略担当顧問として移った。
 「ライザップ」と組んだ「ライザップ牛サラダ」やつまみと酒を楽しむ「吉呑み」を手掛け、企画本部長として吉野家のPRの顔となっていた。それが自らの不適切発言で墓穴を掘った。19日に予定されていた新商品の親子丼の発表会も急きょ中止となった。吉野家は河村泰貴社長の4〜6月の月額報酬を30%減額し、5月にグループ役員の研修を行いコンプライアンス(法令順守)の徹底に取り組む。ブランドイメージが大切な外食産業だけに、問題発言への対応は早かったと思う。
 伊東氏は「男に高い飯をおごってもらえるようになれば牛丼は絶対に食べない」とも話し、自社商品をおとしめるかのような発言もした。うちうちで若い女性客に吉野家を継続利用してもらう戦略を「シャブ漬け」と言っていた癖がつい講座で出てしまったとも推察される。
 このシャブ漬け発言で、昨夜はめったに行かない国分寺の吉野家に夕飯に出撃した。記者発表予定だった親子丼の宣伝が店頭に大きく出ていた。これは400円台で安いなと思ったが、牛焼肉定食を頼んだ。店内は常務の問題発言などなかったようににぎわっていた。お勘定の段になり、小銭に647円を用意していたら、「ただいま定食10%引き」と言われ、591円となった。常務発言はともかく吉野家は庶民の味方なのであった。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: