日曜日、新大学一年生を対象にした読書講座に出かけ、初めて受け持つ学生の名簿を担当者からもらい、27人の顔と名前を見比べながら2時間の授業を行ったのだが、今さらながら現代の若い女の子には「子」の付く名前がないことに感じ入った。 新年度、俺が読書感想文の課題図書を選び、文章をチェックするのは、北は宮城から南は宮崎までの全国から集まった27人。そのうち女子はなんと20人もいる。この20人中、名前に「子」が付くのは舞衣子さんと里花子さんの二人だけ。キラキラネーム風なのは「颯来(そら)」ちゃん。 ほかはそうとっぴな名前はなかったが、「千菜歩(ちなほ)」ちゃん、「愛美(あみ)」ちゃん、「莉央(りお)」ちゃん、「真鈴(まりん)」ちゃん、「美空(みそら)」ちゃん、「莉花(まりか)」ちゃん、「真歩(まほ)」ちゃん、「胡実(くるみ)」ちゃん、「菜月(なつき)」ちゃん、「未広(みひろ)」ちゃん、「琳(りん)」ちゃん、「ひかる」ちゃん、「怜奈(れいな)」ちゃん、「紗希(さき)」ちゃん、「莉沙(りさ)」ちゃん、「桃歌(ももか)」ちゃん、「千央利(ちおり)」ちゃんと「子」なしのオンパレードだ。 そして、この20人の中に双子が2組いる。ひと組は埼玉出身の真鈴・美空ちゃんで、同じ女子大に通い、もうひと組は和歌山出身の紗希・莉沙ちゃんで別の大学に通学する。顔がよく似ているうえマスクをしているので、髪型で見分けるしかないらしい。この妹の方の莉沙ちゃんに「なぜ別の大学に?」と尋ねたら、「ずっと一緒だったので、そろそろ離れたかった」とのこと。ふ〜ん。 この双子の姉妹、どうやって姉・妹を決めるかというと、今は母親のお腹の中から先に生まれてきた方を姉(兄)とするのだとか。俺なんかの世代だと、お腹の奥の方にいて、後から生まれた方を姉(兄)とするという風に教わった覚えがある。先に受精して子宮の奥に着床して後から生まれるということは今は根拠がなく、先に世に出た方が姉(兄)なんだとか。どこに行っても新発見はあるもんだ。 × × × × 今週の拙宅の花は「アマダ」という深紅のバラと「エンゼルキス」という淡いピンクのバラです。トイレの一輪挿しはピンクのガーベラ。一年以上あった頭が赤いサボテンが枯れてしまったのです。 |
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