きのうの年長組、悦夫会ゴルフは最初から苦しい展開だった。この会では最年長81歳翁、きたさんと前半、後半、トータルで500両ずつ握っている。おととしまではハンデなしの勝負で勝つばっかりだったが、悦ちゃんが「お前、少しはハンデをやれよ」と言うので、去年から前半3つ、後半4つハンデを差し上げることにした。 このトータル7つのハンデというのは、俺が幹事長をしている竹橋の会社関係者によるコンペの持ちハンデ(俺20、きたさん27)の差である。前半2ホール目のショート、手前の池に入れ6つも叩いた。きたさんニアピンも取り、ボギー。この段階で3打の差がついた。前半イーブンにするには6つ勝たねばならない。ステディーで曲がらない81歳翁に追いつくにはなかなかシンドイ。 8ホール目のロングで絶対に入れてはならないグリーン左のバンカーに入れ、これが出ず11も叩いた。これで前半は万事休す。前半は57となり、55にまとめたきたさんに負けた。トータルで勝つには後半10打差以上をつけねばならない。こりゃ、無理だ。 後半4ホール目のロングで再びバンカーに入れ、11を叩いた時にはウチに帰ろうと思った。ところが、7ホール目の長いミドルで、グリーンをオーバーしたところから、チョンと転がしたボールがピンに吸い込まれた。ダイヤモンドパー。このホールでパーを取ったのは、この悦ちゃんのゴルフ場で10年以上プレーしているが、初めてである。 次のミドルもボギーにまとめ、きたさんダブルパー。これでトータル6打差となった。最終ミドルで1打勝てば引き分けである。果たしてピンまで3bのところに3オン。きたさんは3打目をグリーン横の下り斜面につけ、簡単には寄らないからこれで引き分けには持ち込めると思った。ところが81歳翁は絶妙なアプローチで鉄オーケーボギー。俺は1bの銀パーパットを外した。これで引き分けならず。 上がり3ホールがパーボギーボギーと明日につながるゴルフだったが、あれは決めないとな。このところパット好調だった健さんはふすま張りのバイトの疲れからか、パットをことごとく外し、オリンピック零点。独り負け。あんまり可哀そうだったので、持参して食べ忘れたミニ羊羹を拝島駅まで車で送ってもらった帰りに差し上げたのでした。 帰りの電車の中で逃げ切りを果たしたきたさんは「ニアピンを取ったし、目標の120も切った」とご満悦。最年長者に生きる楽しみを与えるのも、若年寄の勤めなのだ。クッソー! |
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