おととい国分寺での夕飯から帰宅して玄関のドアを開けると妙に暑い。外は雨。それで家の中が暑いのかと思ったが、ちょっとなと思ってベランダの側のガラス戸を開けて風を入れた。外気が入ってきてリビングは少し涼しくなったが、キッチンの方はなまあったかい空気のままである。こんななまあたたかさは15年住んでいて記憶にない。 なんだろうと思って流し場の横のガスレンジに寄ると、そこが妙にあったまっている。あれーー!レンジのグリルのところがオンになっているではないか。この2年ほど料理もどきに挑戦しているが、家で魚を焼いたことはなく、グリルを使ったことはない。で、思い浮かんだ。昼間、マンション管理組合の前理事長をコーヒーでもてなした際に、お湯を沸かそうと思って、グリルのところを押したようなうっすらとした記憶がある。 その時はここじゃないとレンジのガスを点火したが、グリルの中は直接見えないため、グリルのところを元に戻すのを忘れたのだ。長時間グリルがあったまって室内の空気が熱せられたのだ。あぶねえ、あぶねえ。 ガスレンジの金属部分はかなりあたためられていた。で、あわててレンジ上の換気扇をオンにしたが、そう簡単にあたたまったレンジが冷めることはなかった。これならという”平熱”に戻るのに小一時間かかった。このようなうっかりミスから火事が起こるのだろうと思った。 久々の栃木遠征から帰って浮かれたのか、ふだんは使わない蛍光灯のスイッチを押してみたり、ガスレンジのグリルをオンにして見たり、考えられないミスを連発している。このところかなり老人力がついてきたから、気を付けないとなと、前理事長からもらった「あけぼの」のおかきをかじりながら、大いに反省したのである。 × × × × 今週の拙宅の花は「ガーネットジェム」という真っ赤なスプレーバラのアレンジです。トイレの一輪挿しはオレンジ色のガーベラです。
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