隠居志願のつぶやき2017

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...... 2022年06月24日 の日記 ......
■ 19番ホールの焼きトン   [ NO. 2022062401-1 ]
 きのう、埼玉は東松山に芝刈りに行き、軽くシャワーを浴びた後、東武東上線東松山駅前の居酒屋で名物の焼きトンを肴にビールで乾杯。1時間半ほど歓談した。年長組にはこういう共通言語を使ったたわいもない話が欠かせないのだと実感した。帰りの東武東上線内でも話は続いたのだから、コロナ禍でみんなこんな雑談に飢えているんだね。
 参加者は古くからの地主で、福島支局時代からの3コ先輩、悪行氏、昨年この名門ゴルフ場の地主になった6コ後輩のKくん。特別ゲストがこの2人が大蔵省担当だった時の広報室長、銀行課長などを勤めていたT氏。今は弁護士をしているT氏が、定期的に酒を飲んでいる悪行氏に、ゴルフがやりたいと持ち掛け、大蔵省担当が懲役2年1月と最長不倒だった俺なら、T氏のことも知っているだろうとメンバーに加わることになった。
 ところが俺は、霞が関人事をウオッチするコラムを7〜8年担当していたから、T氏の名前は知っていたものの、自分が大蔵省を担当していた1983〜85年当時まだ主査だったT氏と直接言葉を交わしたことはない。で、どうなることかと思っていたが、T氏は大蔵官僚にありがちな尊大なところは全くなく、丁寧な物言いに好感が持て、非常に楽しくラウンドできた。そのうえスコアも109と一緒。
 その流れで一度食べてみたいと思っていた東松山の焼きトンもめっぽううまく、約40年前の大蔵省の取材がありありと思い出されたのだ。広報室長時代、T氏は”悪秀”というニックネームの事務次官から「ウソはついてはいけない」との教えを受け、直球を投げられた時は「ノーコメント」とか「きょうはありません」とかでかわし、絶対ウソは付かなかったとのこと。銀行課長時代、俺もよく知っている後輩に毎朝朝駆けされ、一緒に電車で役所に出勤したなどという思い出話をした。
 若き日、同じ役所に通いつめ、同じ人間を間近に見ていたという経験は、直接話したことはなくても一気にバリアが取り除かれるものなのである。Kくんが秋に再戦をセットするというから、ちょっと楽しみだ。

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