20年ほど前から、毎年11月の勤労感謝の日前後に、1973年に竹橋の会社に入社した同期の会を開いてきた。浪人したり別の会社に属した経験のある奴も多い中で、俺は早生まれで現役卒のため、一番長生きするだろうということで、15年ほど前、当時人事総本部長だったKくんから同期会の永久(A級)幹事を拝命した。 そのころから早期退職したり、関係会社に天下る奴もいて、彼らをメーンゲストにし、卒業記念品を贈ることにした。あらかじめ金額を指定し、自分が欲しいものを購入してきて、みんなに披露する。そのお金は宴会費用から出すというスタイル。年々その額は小さくなり、最初は2万円の高級鞄だったが、11年前の俺の時は8000円のゴルフシューズだったか。 コロナのためこの同期会は一昨年、昨年と開けなかったが、行動制限も解かれたし、最後まで竹橋の会社に残って1面のコラムを書き続けていたYくんが、3月末に卒業したこともあって、今年は3年ぶりに同期会を開催することにした。この10年、同期会の会場にしてきた四谷の貸し切り蕎麦屋に連絡すると「どうぞ、どうぞ」。Yくんには記念品代は4000円と伝えた。 それで11月18日の夕方5時半からの会場を確保し、先週メールアドレスを把握している20人に3年ぶりの同期会開催を連絡した。その日のうちに「この日を待っていた」と返信してきた奴もいれば、「行きたいのだが、7カ所の医者にかかっていて、その日程次第。直前まで待って」という奴も。中には「家族が感染したこともあり、当分巣籠り」と欠席を知らせてきた遠方に住むおじさんも。 出欠の締め切りは余裕をみて9月9日としたが、今日までに8人が出席、2人が欠席を連絡してきた。メールを見る習慣が失せたのか、全く音信のない奴も半分近い。長年の幹事業務のドタ勘で、蕎麦屋さんには人数は13人と一応の予約を入れたのだが、早く連絡して来いよな。 |
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