隠居志願のつぶやき2017

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...... 2022年10月17日 の日記 ......
■ トーハクの国宝展   [ NO. 2022101701-1 ]
 東京国立博物館(トーハク)はあす18日から12月11日まで、創立150年を記念する特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を開催する。これを前にきのう午後、NHKBSで1時間半特別内覧会を放送、テレビ桟敷で同展をじっくり楽しんだ。同展は日時予約制で、そういうのは俺、キライだから、同展はテレビ視聴でいいかという気になったが、やっぱりトーハクの国宝を自分の目で確かめるべきかな。
 この特別内覧会のゲストは、俳優井浦新と作家のヤマザキマリ。まず入館すると、安土桃山時代の水墨画の傑作、長谷川等伯の「松林図屏風」がお出迎え。トーハクだから等伯か。思いのほか大きな作品だった。次いで江戸時代の久隅守景の「納涼図屏風」。さまざまな水墨画の技法を駆使して家族3人のつつましい暮らしの中の至楽のひと時が生き生きと描かれている。
 「孔雀明王像」、「地獄絵図」ときて、書跡のコーナーでは奈良時代に聖武天皇が書いたとされる「賢愚経残巻」。楷書で漢字ががっちり書かれている。古今和歌集の元永本もひらがなが見事だった。蒔絵の手箱も4点が紹介されていた。
 昨今女性ファンが増えている刀剣は国宝19振りが展示されている。平安時代の細身の刀が鎌倉時代になると実戦で使うため刀身の幅が太くなるというのが面白かった。「相州正宗」という刀はなかなかに思えた。出口のところには菱川師宣の「見返り美人画」。これもなかなかのアイデアだった。
 NHKは19日にはBS「英雄たちの選択」で東博を造った明治の役人、町田久成を、同日の「歴史探偵」でもこの国宝展を取り上げる。
 番組では過去に来館者を多数集めた東博の特別展ベストスリーを紹介していたが、150万人を集めた1974年の「モナ・リザ展」は福島にいたので見ていないが、2位の「ツタンカーメン展」(1965年)、3位の「阿修羅展」(2009年)は行ったのだった。

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