北もよくミサイルを飛ばすなぁ。ということで10月に読んだ本。 藤沢和雄著「これから競馬の話をしよう」。ことし3月調教師を引退したおじさんの本。競走馬の血統が大事と強調しているが、俺、血統にはまったく暗いんだよね。菅野仁著「友だち幻想」。夏休みの読書感想文の課題図書にしたので、再読した。改めていいこと述べているなと感心した。感想文でも自分が考えていたことが字になっていたという学生もいて、課題にしてよかったと思った。 牟田都子著「文にあたる」。校閲のプロが心構えを語る。俺の校閲バイトはいい加減だったなと少々反省。滝井一博著「大久保利通 『知』を結ぶ指導者」。10月27日につぶやいたがなかなか濃い内容。ことしの毎日出版文化賞に決まり、少しは売れるかもな。小谷賢著「日本インテリジェンス史」。かつて警視庁公安担当だったこともあり、この手の本には手が出る。いろいろな政府機関がインテリジェンスに取り組むが横の連絡が不十分なんだよね。 武田砂鉄著「べつに怒っていない」。若手だが、最近この人のエッセーの本をよく書店で見るので、初めて手にした。ちょっと波長が違う感じ。宇江佐真理著「恋いちもんめ」。時代小説の名手、宇江佐さんの本はだいたい読んでいて、短い書評を書いたこともあるのだが、この本は初めて。そこはかとなく漂うユーモアが何ともいえないいい味を出しているが、この小説もそう。それで若い人にも真理さんワールドを知って欲しいと思い、11月の読書感想文の課題図書に決めた。 鈴木エイト著「自民党の統一教会汚染」。この本についても10月25日につぶやいた。いまはテレビでよく見るエイト氏の活躍の場ができてよかった。河出書房新社編「茨木のり子『言の葉』のいのり」。彼女の名著「言の葉さやげ」を読んだのはもう40年も前のことだ。茨木の詩が何本も紹介されている。福間良明著「司馬遼太郎の時代」。高度成長期に読者を増やしていった司馬の本の特徴を紹介する。時代が司馬遼を求めていたのだ。池永陽著「下町やぶさか診療所」。10月の読書感想文の課題図書にしたので再読。現代の赤ひげか。いい本を課題にしたと自画自賛した。 |
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