きのう茅ヶ崎市の名門コースで行われた大学ゼミ遊び仲間とのゴルフは、ボールもよく飛びミドルはダボペースだったが、ショートホールで井上誠一設計のいやらしいバンカーにことごとくつかまり、９とか７の大叩き。このところ100ちょっとのスコアだったというのに、「百獣の王猛獣一」のとんでもないスコアとなった。
思うに、前夜のサッカーワールドカップの日本の大逆転、ドーハの奇跡にコーフンして睡眠時間が足りなかった。もっと気掛かりだったのは、一番上手だった元ソニーの経理マンHTがチョロ、ザックリを繰り返し、前半59とこれまで見たこともないプレーだったことだ。加齢性ゴルフ下手症候群だな。
地主の元新日鉄のOくんは、大学までサッカーで鳴らし、前半こそ53と乱れたが、後半は戦術を変えた森保ジャパンを見習えと、46で回りトータル99と100を切った。俺より下手と考えている元丸紅のSTくんは、とんでもないパットがよく決まり、２打負けた。オリンピックは独り負け。まぁ、こういう日もある。
このラウンドのお楽しみはプレー後の酒飲み歓談だ。Oくんが辻堂駅前の居酒屋を手配してくれていた。平日とあって客も少なく注文した品がドンドン出て来る。生ビールで乾杯の後、日本酒「湘南」の冷。つまみは枝豆、アジの刺身、栃尾の油揚げ、納豆の包み揚げ、キムチ肉豆腐、海鮮サラダ、いぶりがっこのチーズはさみ、つぶ貝の甘辛煮、焼きおにぎりとあさりの味噌汁。これで１人4800両は安い。
前回５月の会で、俺が薦めた「すばらしい人体」をOはちゃんと読んでいて「あれは面白かった。宇江佐真理の『髪結い伊三治捕物余話』もよかった」と言うので、昨年俺がはまった西條奈加の「隠居すごろく」はお薦めと言うと、STも「あれは俺たちの年代にぴったり。HTにも薦めた」と話す。
で、「西條の『善人長屋』シリーズもいい。BSでこれを原作に吉田鋼太郎主演で８回のドラマをやったが、面白かった」と話したら、STは残念ながら未見だった。
HTが俺が同窓会会報に書いた黒田日銀総裁の教授時代について「黒田さんには言いたいことがある。記録を残してほしいな」と言うので、「辞めたら誰も読まないよ」と話した。この年２回のゼミ仲間との芝刈りと歓談は、年長組には欠かせない時間なのだ。
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