月曜日に八王子の悦ちゃんのゴルフ場でプレーした幹事優待ゴルフのメンバーは、今までにない構成だった。元社長のきたさん、８月の真のチャンピオン大会と９月の大会を連覇した元房総族Nくんとはよくラウンドするが、もう一人は他のコンペの常連で竹橋のビル内にある蕎麦屋に勤める千春嬢である。
平日に回れそうな何人かに打診したがみな都合が悪く、年初にコロナに罹り、快癒記念ゴルフをいつかやろうと話していた千春嬢にダメ元で声を掛けたら、元社長とお近づきになれるならと、仕事を休んで出場してくれることになった。スタートはやさしい方のアウトからで９時15分。本数が少ないクラブバスの時間の関係で、７時40分にはきたさん、千春嬢とともにゴルフ場に到着し、アイアン、パター練習を十分済ませてのスタートである。
２ホール目のショートでとんでもないことが起きた。ピン上５㍍のニアピンを取ったきたさんの下りのパットがピンに吸い込まれ、ニアピン・バーディー・銀の９ポイントである。これで気をよくしたきたさんの当たりはコンパクトで、最近多かったチョロ・ダフリが全くない。前半は３つハンデを差し上げているが、52にまとめられ、俺54。完敗である。
後半は４つハンデを差し上げ、前後半トータルで500両ずつ握っているのだが、トータルでイーブンに持ち込むには、後半で９打差を付けなくてはならない。う～ん。最初は緊張していた千春嬢だが、レディース・ティーがかなり前に設定されているホールが多く「ここはやりやすいわ。女性に人気があると思う」だと。前半52、Nくん47。
後半３ホール目のショート。きたさん、ナイスオンでまたニアピンゲット。こりゃ、勝てんわ。後半で４打以上の差を付けられそうにない。前半銀と銅パットを決めた千春嬢は「あと金と鉄ね」とはしゃいでいる。６ホール目に鉄を決めたが、あと３ホールで金は難しいだろう。「上がり３ホールはよれるから」と言っていた81歳のきたさんだが、全く疲れた様子がない。どうなっているのか。後半も52。トータル104はここでの最高スコアである。俺今年の平均スコアの107。
最終18番ミドル。千春ちゃん、８㍍の金パット。これがなんとピンに吸い込まれラストチャンスで一気通貫完成。スコアは105。オリンピックは26ポイントとなり、13点のきたさん、４点の俺、99をマークしたNくんの２点を大きく引き離して大勝。休業補償金となった。ま、それで餡蜜をいただいたのだが。帰りの電車できたさんの曰く「感じのいい女性ですね。女性がいたからいいスコアになったのかな」。歳を重ねても色気は大事なのだった。
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