土曜日、八王子の悦ちゃんがメンバーのゴルフ場で行われた竹橋の会社関係者による４組16人のコンペでは期するところがあった。俺は2001年から行われ80回を数えるこの大会で、11年前の38回大会で優勝して以来、優勝なし。しかし、このゴルフ場では何度もプレーし、どこへ打ったらいいか、よく分かっている。加えてこのコンペは持ちハンデで行われ、３位以内に入るとハンデが削られ、うまい連中はハンデが小さくなっている。
ハンデが20と大きい俺は、このところの100ちょっとで回れば必ず優勝できると踏んでいたのだ。睡眠も十分。天気も寒いことは寒いが、雨は夕方までは降りそうにない。
俺の組は悦ちゃん、同期で♪フェアウエー……♪の歌で名高い宗ちゃん、まだ古稀前で某大学で広報をしているOくんである。やさしいとされるアウトスタートのミドルで宗ちゃん９つと大きく乱れた。Oくんボギー、俺ダボ。まぁまぁか。ところが、４ホール目の上りのミドルでひどいことが起きた。３打目が少しシャンクしカート道に落ちたと思ったら、ボールがカート道をドンドン下って100ヤードは戻された。ここで９つを叩いた。う〜ん、痛い。
それでも前半51にとどめた。宗ちゃん50、Oくん52。後半のインコース。４ホール目のロングで４打目が入れてはいけないアゴの高いグリーン左のバンカーに。これを出すのに３打かかり、ここで10。これは優勝はなくなったと覚悟したが、その後はいい当たりも出て52。トータル103。ハンデ18の宗ちゃん101。ハンデ15のOくんは後半盛り返し46でトータル98。カート前部に表示される順位表を見て、これは優勝はOくん、準優勝宗ちゃんかと思った。
今回80回の記念大会ということで、８位と10位には準優勝と同額の5000万円の賞金を出すことにしていた。表彰式でこの10位はネット92でなんと４人もいたが、ハンデがうまくはまり、よくここで一緒にラウンドしている健さんが取った。前半は順位表の下の方にいたハンデ４のKくんだったが、トータル87のベスグロにまとめ、ネット83で同ネットのOくんを押さえ優勝。賞金１億円をゲットした。ネット83は俺も含め４人もいたのだ。
あの時カート道に打たなければ、バンカーから１発で出していれば、悲願の優勝を飾ることができたのに……。幹事長として表彰式の司会をしながら、一打の重みを、慚愧の思いをかみしめたのであった。グヤジイ。
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今週の拙宅のトイレの一輪挿しは「ゴールドラッシュ」という黄色の大輪のバラです。宇都宮で飲んだカクテルにもこの名がついていました。
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